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はじめに

Sky Oracleにようこそ

1 トータル・オカルティズム

トータル・オカルティズムの構造

 上記の内容を全て『オカルト』で括ってしまうのはやや乱暴ですが、Sky Oracleでは、神話を頂点としてこれらを関連ある事項として扱います。

 このブログ『Sky Oracle』では、神話、超古代文明、宇宙人、思想、神秘主義、陰謀論、イルミナティ・カードそして魔術など、様々なオカルト情報を取り扱い、それらを関連付けて『トータル・オカルティズム』という総合的なオカルト情報として提供したいと思います。

 

 とかくこの手の「カルト情報」は特定の宗教・思想に偏りがちになってしまう傾向があるので、なるべく『多角的な見方』、『公平性』を重要視し、様々な文献の情報に基づいて進めたいと思います。

 

 専門用語も少なからず出てきますが、お付き合いいただければ幸いです。


2 『仮定推理』――当ブログの考え方

古代ギリシアの哲学者 アリストテレス

 西洋哲学の巨塔――アリストテレスは『万学の祖』といわれるほど、多岐に渡る研究を行いました。

 論理学もその1つであり、その死後、弟子たちがアリストテレスが書いた論理学の著作をまとめました。

 『オルガノン』と呼ばれるそれは、後世の思想家たちに多大な影響を与え、論理学の基礎として認識されるようになりました。

 なお、このアリストテレスはアレクサンドロス(3世)大王の師でもありました。

 

●画像引用 Wikpedia

 右に記した『王権交代』の仮定推理の図。

 A国・B国・C国の歴史書を総合して考えると、上記のような王権交代の歴史が想定できます。

 

 上記はあくまで架空の歴史として創作しましたが、実際の神話でも似たような事例があります。

 本作では様々なオカルト情報を取り扱いしますが、とりわけ神話に重きを置いています。

 というのも、上記に挙げたオカルト事項の大半が神話に関係しているからである。

 

 神話なんて全て作り話と言ってしまえば『台無し』なのですが、このブログではそれが真実だと仮定して話を進めます。

 ただ1つの神話だけを真実だと思い込めば、それはただの『宗教』です。

 ですが地域・思想が異なる複数の神話の物語もまた真実だと仮定し、比較しながら神話世界を想像すると、気づかなかった可能性が見えてくるのです。

 

 例えば『Ω(オメガ)』という大帝国が、大昔のどこかの地域にあったとします。

 その王国では約1000年前に大きな大乱がありました。

 この大乱は最終的に1人の権力者によって統一され、以後数百年に渡って支配が続いたものの、やがて各地で発生した反乱に悩まされ、約300年前にA・B・Cという3つの王国に分裂してしまいました。

 A国・B国・C国にはそれぞれの歴史書があり、1000年前に存在したΩ帝国について以下のような記述を残していました。

 

■A国の歴史書

 時のΩ国の王は部下の将軍から反乱を受けて国を追放されたが、辺境の地にて雌伏した。

 そこで辺境の傭兵団を配下にすると故国に侵攻し、反乱した将軍を征伐。Ω国の最高権力者として返り咲いた。

 

 ■B国の歴史書

 時の Ω国の王は暴君として悪名高い王がおり、民衆は苦しめられていた。

 暴君の部下だった将軍は、聡明で国民から人望があり、暴君の圧政を憂いていた。

 この将軍は辺境の傭兵団の力を借りて反乱を起こすと、これが成功し、暴君が追放されて将軍がΩ国の最高権力者となった。

 

■C国の歴史書

 時のΩ国には2人の権力者が争っており、民衆は苦しめられていた。

 そこで辺境出身の人望ある傭兵団長が配下を率いて蜂起し、2人の権力者を倒して新たな最高権力者となった。

 

 上記の資料を同じ時代・同じ地域の出来事を記した歴史書として全て正しいと仮定します。

 3人の登場人物――暴君、将軍、傭兵団長はどういう順番で最高権力者になったでしょうか。

 簡単な論理学です。

 

①暴君

②将軍

③暴君

④傭兵団長

 

 おそらく上記のような答えになるはずです。

 シナリオとしては以下のような感じです。

 

 最初にΩ国に君臨してのは暴君だったが、将軍が辺境の傭兵団を雇って反乱。暴君を権力の座から追い落とした。

 その後、暴君がさらに高い金で釣ったのか、それとも将軍と仲違いしたのか、傭兵団は将軍を裏切り、雌伏していた暴君に付いた。

 これで力を得た暴君が傭兵団と共にΩ国に侵攻し、権力を奪還した。

 さらにその後、元々暴君に対して忠誠心が低かったのか、傭兵団は反乱を起こして暴君を打倒。

 その傭兵団長が最終的な最高権力者となった。

 

 とまあ、A国・B国・C国それぞれ1つだけの歴史書だけ読んでもわからなかった王権交代の筋書きが、このように色々と想像できるわけです。

 傭兵団は自分たちが主導だったかどうかはともなく、結果的に暴君と将軍の両方と戦っているわけだから、C国の歴史書にある通り「2人の権力者を倒した」という記述も誤りではなくなるのです。

 

 もちろん例に挙げた3つの国の歴史書が捏造だったら話になりません。

 ですが、そこは事実だと仮定し、さらにそれぞれの国に都合の悪いことは書かなかったと仮定するのです。

 この場合、A国の王族は暴君の末裔であり、B国の王族は将軍の末裔であり、C国の王族は傭兵団長の末裔ということも想定できます。

 

 以上、このブログで勝手に定義した『仮定推理』の考え方でした。

 

 もっとも、このように書いたところで小難しいだけで却ってわかりにくいでしょう。

 ですが実際に各地の神話と紐解くと、上記と似たような神話の展開があるのです。

 

 それについては別の記事で記載しますが、このブログをお読みになる皆様は、こんな回りくどい前置きは気にせず、記事を読み進んでいただければと思います。