大洪水以前の世界 その1 序文

大西洋中央に描かれたアトランティス

●画像引用 Wikipedia

太平洋を大きく占めるムー大陸

●画像引用 Wikipedia

ジェームズ・チャーチワード

●画像引用 Wikipedia

 皆さんは『超古代文明』と聞いた時、何を思い浮かべるでしょうか?

 少しでもこの種の話に触れたことがある人なら、ムー大陸〈注1〉やアトランティス大陸〈注2〉の伝承などが思い浮かびませんか?

 となれば、それらの大陸で栄えていた国家が、大陸ごと海中に没してしまったという伝承もご存じですよね。

 

 ムー伝説はイギリス陸軍所属を詐称したジェームズ・チャーチワード〈注3〉、アトランティス伝説は古代ギリシアの哲学者プラトン〈注4〉が、発端とされています。

 この2つの大陸は、世界各地に伝わる大洪水伝説と合わさり、大きな広がりを見せるようになりました。
 それは、チャーチワードがその著作で1万2000年前にムー大陸が没したという記述を残したためかもしれません。

 他の超古代文明ネタを扱った書籍でも、大洪水はそのくらいの時期に発生したのではないかという記述が散見されます。

 そうした書籍では、超古代文明は大洪水以前もしくはその前後当たりの時代まで栄えていた、現代の文明レベルをも上回る超文明ではないかと言及されます。
 仮に約1万2000年前に世界的な大洪水があったとして、さらに大洪水以前に文明があったとしても、とても現代文明を超えるとはいえない、せいぜい新石器時代に毛が生えたのような文明レベルだったかもしれません。

 それなのに何故、「現代をも超える」というイメージが出来上がったのか、各種の伝承から探っていきたいと思います。

 

 とはいえ、このブログで取り扱える資料は限られていますので、下記の神話を参考にしたいと思います。

 

①一神教の神話(出典は主に旧約聖書エノク書
②メソポタミア神話
③ギリシア神話
④インド神話
⑤ゾロアスター(イラン)神話

 

 大洪水の伝承自体は上記に限りませんが、これらの神話はそれぞれに繋がりを見ることができます。

 現代人が認識する大洪水伝説のイメージは、上記の神話が元になったといっても過言ではありません。

 

 では、まず一神教〈注5〉の神話から迫っていきましょう。


【注釈 1~5】

 

■1 ムー大陸
 ムー大陸とは、かつて太平洋の南中央部に存在したが、天変地異により水没した、と一部の研究者が主張していた空想上の大陸。

 現在では複数の海底探査結果により、ムー大陸の存在は学術的に否定されている。

 

■2 アトランティス大陸
 アトランティスは、古代ギリシアの哲学者プラトンが著書『ティマイオス』及び『クリティアス』の中で記述した伝説上の広大な島、および、そこに繁栄したとされる帝国のことである。プラトンの時代の9000年前に海中に没したと記述されている。

 

■3 ジェームズ・チャーチワード
 ジェームズ・チャーチワード(英:1851年2月27日 - 1936年1月4日)は、アメリカ合衆国在住のイギリス人でムー大陸についての著作を書いた作家である。

 

■4 プラトン
 プラトン(プラトーン、古代ギリシャ語:紀元前427年 - 紀元前347年)は、古代ギリシアの哲学者である。ソクラテスの弟子にして、アリストテレスの師に当たる。
プラトンの思想は西洋哲学の主要な源流であり、哲学者ホワイトヘッドは「西洋哲学の歴史とはプラトンへの膨大な注釈である」という趣旨のことを述べた。
 『ソクラテスの弁明』や『国家』等の著作で知られる。現存する著作の大半は対話篇という形式を取っており、一部の例外を除けば、プラトンの師であるソクラテスを主要な語り手とする。

 

■5 一神教
 一神教とは、ただ1つの神的存在者のみを認めてこれを信仰する宗教。
通常、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の3つがその典型だとされ、上記は全て旧約聖書を聖典として取り入れている。
つまり旧約聖書の神(ヤハウェ)は、イスラム教ではアッラーフ(アッラー)と呼ばれているが、定義上は同一の神である。

※ただし、神名の語源としてはヤハウェとアッラーフは異なる。

参考・引用

■参考サイト

●Wikipedia

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