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エプスタイン事件の考察 前編

初めにお読みください。

 本記事の中編以降では、ケルト文化について悪いイメージを与える記述がありますが、その全てを否定する意図はありません。

 ケルト文化には素晴らしい音楽なども伝えられており、評価すべき点が多々あると思っています。

 古代ケルトの宗教には人身御供があったことなども記述しますが、それは大なり小なり世界中の古代社会で行われていたことであり、ケルトだけに限ったことではありません。

 この点において、古代ケルト民族が「別格的に悪だった」と主張したいわけでもないのでご了承ください。

   

 また、本記事には部分的・間接的に猟奇的な内容が含まれているため、そちらの方面の精神的耐性に自信がない方は読むのをお止めください。

1章 ジェフリー・エプスタインと彼に纏わる事件

逮捕された後に死亡したジェフリー・エプスタイン容疑者

●画像引用 Wikipedia

リトル・セント・ジェームズ島

●画像引用 Wikipedia

第42代アメリカ大統領 ビル・クリントン

●画像引用 Wikipedia

 皆さんはエプスタイン事件についてご存じですか?

 名前だけは知っているけど詳細はよくわからないという人もいるかもしれないので説明しますね。

 

 この事件の中心人物は、ジェフリー・エプスタイン〈注1〉というユダヤ人です。

 彼は金融業界を経て「総資産は1200億円」といわれる富豪になりましたが、性的搾取を目的とする未成年者の人身取引の罪と、同様の犯行を共謀した罪の2件で逮捕・起訴されました。

 単に未成年の売春斡旋なら、日本でも『プチエンジェル事件』がありましたが、エプスタイン事件はそれを途轍もなくスケールアップした感があります。

 

 エプスタインの下で働ていたという元執事が保管していた手帳には、ドナルド・トランプ大統領、大富豪のデイヴィッド・ロックフェラー、イスラエル元首相のエフード・バラック、大富豪ジョージ・ソロスの甥などの連絡先、そしてイギリス王室のアンドルー王子チャールズ皇太子の弟)の名前もあったとか。

 

 また彼の私生活は華やかであり、パーティーではビル・クリントン(元アメリカ大統領)、ジョージ・ステファノプロス(政治家・ニュースキャスター)、ケイティ・クーリック(ニュースキャスター)、ウディ・アレン(映画監督)、ハーヴェイ・ワインスタイン(映画プロデューサー)などの著名人と同席したそうです。

 他に交流関係を持つ者にはルパート・マードック(実業家)、マイケル・ブルームバーグ(実業家・政治家)、リチャード・ブランソン(実業家)、マイケル・ジャクソン(エインターテイナー)、アレック・ボールドウィン(俳優)、ケネディ家ロックフェラー家ロスチャイルド家トニー・ブレア(元イギリス首相)、ムハンマド・ビン・サルマーン(サウジアラビア王太子)が含まれており、その人脈には凄まじさすら感じます。

 

 もっとも、これだけの情報なら要人相手に未成年の売春斡旋を行った可能性を臭わせること、そしてエプスタイン自身もそれを楽しんだというだけの事件です。

 上記のような事件自体については余り珍しさを感じない方もいるかもしれません。

 ただ、この事件で異常なのはその内容です

 

 エプスタインはリトル・セント・ジェームズ島(通称:エプスタイン島〈注2〉)という島を所有していましたが、そこに1000人以上の子供たちを連れていったといわれています。

 そこで子供たちは性的奉仕をさせられただけでなく、拷問・殺人の被害に遭い、挙句の果てに「(文字通りの意味で)その肉を食われた」という話まであったのです。

 

 一般人にはとても理解し難いことです。

 

 この島へ渡った人物として知られているのは、先ほども名前を挙げたアンドルー王子の他、スティーヴン・ホーキング(理論物理学者)、デイビッド・グロス(理論物理学者)、リサ・ランドール(理論物理学者)、ヘーラルト・トホーフト(理論物理学者)、フランク・ウィルチェック(物理学者)、ローレンス・クラウス(理論物理学者)、マーティン・ノヴァク(数理生物学者)などであり、あとは取り分けビル・クリントンがその『常連』だったとか。

 

 もちろん上記に挙げた人物の全てがそうした犯罪行為に関わっているとは思えませんが、「ああ、こいつか」と思えるような人物もいますね。

 

 陰謀論界隈では、エプスタイン島での拷問・殺人・食人などの犯罪行為の理由として、悪魔崇拝の儀式が関係しているといわれますが、実態は判明しませんでした。

 というのも、2019年7月6日に逮捕されていたエプスタインが、8月10日に獄中で自殺したからです。

 厳密に言えば、そう発表されただけであり、多くの人は信じていません。

 口封じで殺されたか、エプスタインの身代わりが殺されて本人は別の場所に逃亡したとか、あるいは逃亡した先で始末されたという説もあります。 

 

 筆者(ブログ主)は事件の当事者でも警察でもないので、その辺りの真相はわかりませんが、エプスタイン事件に纏わる情報からある程度のことは推測できます。

  ただし、この記事は確実な情報から突拍子もない情報まで絡めた『仮定推理』となりますので、その点はご了承ください。

 

 長くなりますが、ご興味がある方はこの先の記事にお進みください。


【1章注釈 1~2】

■注1 ジェフリー・エプスタイン(1953年1月20日~2019年8月10日)

 エプスタインは1953年にニューヨーク市ブルックリン区にて、ユダヤ人の両親から生まれた。

 最初の職業は高校教師であり、続いて金融業界へ就職。後に独立してヘッジファンドの経営を通じて財を成した。

 2006年から児童買春の件で訴訟があり、やがて世紀のスキャンダル事件の中心人物となった。

 アリ・ベン=メナシェというイスラエルの実業家は、エプスタインはイスラエル諜報特務庁の工作員だったと主張しているが、今となっては真相の闇の中である。  


■注2 リトル・セント・ジェームズ島(通称:エプスタイン島)

 アメリカ領ヴァージン諸島のセント・トーマス島沖に位置するプライベート・アイランドである。

 ジェフリー・エプスタインが所有しており、「罪の島」「小児性愛の島」「乱交島」とか呼ばれているとか。

 ツイッター情報によると、FBIがエプスタイン島の海底から子供たちの骨を発見したらしい。

 ※参考URL:https://twitter.com/spbowl/status/1161873279583473664

2章 偽装されたテニスコート?

Apple Map3Dの映像

Apple Map2Dの映像

Google Earthの映像

 このブログは『オカルトブログ』なので、人身売買のルートなど犯罪シンジケート〈注3〉に関わる内容は取り扱わず、事件で行われていたというオカルト行為を中心に考察していきたいと思います。

 

 まずは左上と上の写真を見てください。

 それぞれApple Map3DとGoogle Earthで映し出されたエプスタイン島にあるテニスコートですが、同じものを映しているはずなのに形が違います。

 まずApple Map3Dで映し出されたテニスコート——なんか絵に描いたようにのっぺりしていますね。

 続いてGoogle Earthで映し出されたテニスコート――形がとても歪です。こんなコートでテニスができるのでしょうか。

 

 そして左側の写真を見てください。

 Apple Map2Dで映し出されたのは、もはやテニスコートですらありません。

 そこにあるのは『十字路がある広場(?)』であり、おそらくこれが実際の映像と思われます。

 でも何でこんなところに十字路を描いたのでしょうか。

 そしてGoogleやAppleが、テニスコートに偽装したと見られるような『画像処理』をわざわざ行ったのでしょうか。

 

 このテニスコート及び十字路広場は、現在(2020年3月17日時点)でも、Google EarthとApple Mapで確認できますが、実物はすでに取り壊されて、今は土手で囲まれた駐車場になっているそうです。

 一応これらの画像については、GoogleやAppleの隠蔽説がある一方で、違う時期に撮影したものをまとめて画像処理したために歪なテニスコートになってしまったという説もあります。

 とはいえ、この奇妙な十字路広場があったのは間違いないようです。

 繰り返しになりますが、何故こんなものを造る必要があったのでしょうか?

 

 一般常識で考えても首を捻るばかりですが、この事件に纏わるオカルトの噂に関連させて考えてみれば、だんだんと答えが見えてくるのです。

 これからその謎を追っていきましょう。


【2章注釈 3】

■注3 犯罪シンジケート(犯罪組織連合)

 陰謀論の代名詞ともいえる秘密結社『イルミナティ』は、圧倒的な資金力を持ったユダヤ財閥や多国籍業、そして大物政治家たちを包括した組織であり、その犯罪ルートは多種多様といわれている。

 また、その証拠を握っていたとしても、迂闊に公開に踏み切るのは危険なことだ。

 背景に巨大な権力が潜んでいる事件の解明が困難なのは、パマナ文書の件でも明らかである。

 国際的な脱税事件に関係するパナマ文書を追っていたジャーナリストのダフネ・カルアナ・ガリチア女史は、自動車に仕掛けられた爆弾によって殺害された。

 イルミナティが関係する事件についても、一般人がその犯罪証拠に迫っても(バックに巨大な権力でも付いていない限り)上記のような悲惨な結果になる可能性が高いと思われる。

参考・引用

■参考文献
●ケルト文化事典 松村賢一・木村正俊 編
●イルミナティ 悪魔の13血流 フリッツ・スプリングマイヤー 著 KKベストセラーズ

●カナンの呪い ユースタス・マリンズ 著(天童竺丸 訳) 成甲書房

●ガリア戦記 ガイウス・ユリウス・カエサル 著(近山近次 訳) 岩波書店

●ローマ人の物語5(ユリウス・カエサル―ルビコン以後―) 塩野七生 著 新潮社 

●魔女狩りとMacbeth 大上治子 著 ※論文
●The Woman's Encyclopedia of Myths and Secrets (Harper & Row, 1983) Barbara G. Walker 著
●史上最大の秘密結社フリーメーソン 鬼塚 五十一 著 ムー・スーパー・ミステリー・ブックス

 

■参考サイト

●Wikipedia
●henrymakow.com
●aozoraホームページ
●さてはてメモ帳
●そらのともしび(古代ケルトの1年の祝祭(サバト)、太陰暦と樹木歴)
●日々徒然スピ日記
●ADAMANTINE
●グンデストルップの大釜
●神魔精妖名辞典
●クレタ文明とケルト人そして日本とのつながり
●サンチュウ事報(SANCHUSHIHO)
●LUCIFERIAN MAGICK / ルシファー魔術
●michael-1001のブログ

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