今回は、本ブログの記事『エプスタイン事件の考察』に関連した短編記事です(内容が重複する部分もあります)。
まだお読みになっていない方は、以下を先に読んでいただたい方が本記事を理解し易いと思います。
左画像のイルミナティカード『The Holy Grail(聖杯)』は、いわゆるキリストの聖杯伝説に因みます。
伝承によると、イエス・キリストの血を受けた杯には『病気平癒』『不老不死』などの効能があるとか……。
聖杯伝説の元ネタの1つは、ケルト神話におけるドルイドの神ダグザが所有する『ダグザの大釜』だといわれています。
この神の大釜には「無限に食料を生み出す」とか「死者をこの釜で煮ると復活する」という伝承があるそうです。
イルミナティの陰謀論というと、ユダヤ系ばかりがクローズアップされるのですが、実際はケルト(ドルイド)の儀式体系が重要らしく、20世紀の末頃に出版されたイルミナティ関係の本でもそのことが指摘されていました。
イルミナティから虐待(多重人格になるプログラム)を受けていたというシスコ・ウィーラーという女性の話では、イルミナティの最も邪悪な儀式の1つ――『血を飲む儀式』のことが『グレイル(杯)』と呼ばれていたそうです。
『エプスタイン事件の考察 後編』において、アドレノクロムという麻薬的快楽や幻覚、それに若さをもたらすかもしれない成分について触れました。
陰謀論的な話では、これは子供を虐待することを経て、その松果体や副腎から生成されるそうです。
同記事において、この「アドレノクロムがイルミナティにとっての聖杯かもしれない」という旨のことを書いたのですが、シスコ・ウィーラーの話を信じるなら、本当にアドレノクロム=イルミナティの聖杯なのかもしれません。
となると、画像の『The Holy Grail(聖杯)』のカードは、それを暗示していることになります。
※他に『Immortality Serum(不死血清)』というカードもアドレノクロムを暗示していると思われます。
シスコ・ウィーラーが語ったイルミナティの話は、『多重人格はこうして作られる(徳間書店)』に載っていました。
この本は、イルミナティのエージェント(操り人形)を作るためのマインドコントロール(『モナーク・プログラミング・マインドコントロール』という名称らしい)が主題となっていますが、アドレノクロムと関係がありそうな話も含まれていたのです。
まだ、アドレノクロムという言葉が一般に知られていない1996年の出版物であるにもかかわらず、それを匂わすような記述は20世紀から提示されていたことになります。
(『アドレノクロム』という単語は直接的に出てきませんが……)
当時において、こうした本を読んだ人々はその内容に首を傾げることが多かったでしょうが、現在で陰謀論の関連情報を入手している人々なら、よく理解できるのではないでしょうか。
ちなみに今『amazon』でシスコ・ウィーラーの本を入手しようとすると、かなりの割高になります……(涙)。
参考・引用
■参考文献
●多重人格はこうして作られる シスコ ウィーラー 、 フリッツ・スプリングマイヤー 著 小谷まさ代 訳 徳間書店
●ケルト文化事典 松村賢一・木村正俊 編
●イルミナティ 悪魔の13血流 フリッツ・スプリングマイヤー 著 KKベストセラーズ
●カナンの呪い ユースタス・マリンズ 著(天童竺丸 訳) 成甲書房
■参考サイト
●Wikipedia
●ニコニコ大百科
●ピクシブ百科事典
●コトバンク