· 

アングロサクソン・ミッションとUFO その8

アングロサクソン・ミッションで言及された愚民化政策

シオンの議定書

  画像は『シオンの議定書』のロシア語版テキストの表紙。

 

●画像引用 Wikipedia

 陰謀論動画『アングロサクソン・ミッション』において、動画のプレゼンターであるビル・ライアンは以下の旨を語っていました。

------------------------------------------------

①我々は、故意に馬鹿になるようにされている。

 

②我々の食べ物には有害なものが入れられている。

 

③子供たちは学校で嘘を教えられている。

 

④我々は、メディアの宣伝活動で頭がいっぱいにさせられている。

 

⑤我々は、毎日クイズや野球番組で忙しくさせられている。

 

⑥我々は、この星の本当の伝統を見つけることを妨げられている。

------------------------------------------------ 

 この発言は非常に重要です。

 特に③~⑤については、前回の記事『アングロサクソン・ミッションとUFO その7』で言及した『3S政策〈注1〉』とも関連しているといえるでしょう。

 

 『3S政策』のような愚民化政策は、19世紀末~20世紀初頭の偽書とされる『シオンの議定書〈注2〉』において言及されていましたが、それは現代政治においても実施されているのです。

 

 ①は②~⑥までの総論になるので、次章以降で②の件から順に考察していきたいと思います。


【注釈 1~2】

 

■注1 3S政策

 3S政策は日本解体化計画といわれる『3R・5D・3S政策』の1つ。

 『3R・5D・3S政策』ついては以下の通り。

 

●3R

① Revenge(復讐)

② Reform(改組)

③ Revive(復活))

⇒『3R』とは占領に当たっての基本原則である。

 アメリカ軍は、戦争における復讐のために日本の従来組織を抜本的に組み替えた上で復活(=独立)させた。

 ただ、『サンフランシスコ平和条約』を経て日本は、表向き主権回復が認められたように見えるが、実際はアメリカの深い影響下にあり、不平等な条約や財の搾取などを強いられているともいわれている。

 もっとも、ソ連などの共産圏に組み込まれていた場合、さらに非道な目に遭ったと思われるので、この点では「まだマシ」といえる。

 

●5D

① Disarmament(武装解除)

② Demilitalization(軍国主義の排除)

③ Disindustrialization(工業生産力の破壊)

④ Decentralization(中心勢力の解体)

⑤ Democratization(民主化)

⇒『5D』は占領に当たっての『重点的政策』といわれている。

 ①~③は日本の軍国主義とそれを支えた産業の解体、④は内政と国内管理の中心組織だった内務省の廃止と財閥解体、⑤は民主化を進めることで大日本帝国の精神的基盤となった思想を否定する意図があったといわれている。

 

●3S

① Sex(性の解放)

② Screen(映画・テレビなどの映像産業の振興)

③ Sport(スポーツの奨励)

 ⇒『3S』は占領に当たっての補助政策といわれている。

 日本人を娯楽塗れにすることによって民族的バイタイリティを政治から逸らす意図があったといわれている。

 

 

■注2 シオンの議定書(The Protocols of the Elders of Zion)

 シオンの議定書は、ユダヤ人による世界支配計画の指針を記したとされる文書である。

 一般的には偽書と考えられており、(反ユダヤ主義の傾向が強い)ロシアの秘密警察によって作成されたといわれている。

 この議定書は第1議定から第24議定まであり、大まかな内容は以下の通り。

 

①諸国民を(経済システムなどを利用することで)騙して搾取しつつ、退廃的な娯楽産業などで堕落させる(⇒『衆愚』の状態にする)。

②上記の後、動乱を引き起こし、最終的に『神が選んだユダヤ王』が世界を統治する。

 

 偽書とされながらも未だこの文書が注目されているのは、世界史の情勢が少なからずこの内容通りに進んでいることが理由の1つであろう。

 愚民化政策のことを特に述べていると思われるのは、第4議定と第13議定であり、その部分をピックアップしてみた。

 

●我々(ユダヤ人の支配層とされている存在)は『ゴイム(非ユダヤ人を意味するゴイの複数形/豚=家畜が語源という説あり)』の精神にある『あらゆる信仰』を破壊――神の観念をも抜き取り、これに代わるものとして、数字の計算と物質の欲求を以てしなければならぬ(第4議定)。

●ゴイムに物を考えたり観察したりする暇を与えないように、これを商工業の方に引き付けなければならぬ。

 これにより各国民は自分の個人的利益に没頭してしまい、共通の敵には注意を払わなくなる(第4議定)。

●彼らが独立的に何らの決議をしないように、賭博・見世物・遊興場などの娯楽によって慰めるのである(第13議定)。

●我々は新聞の仲介によって、芸術・美術・各種のスポーツの範囲で優勝者の奨励を行うことを始める。

 これらの娯楽は、我々が人民と争わねばならない政治問題から徹底的に民衆を方向転換させる(第13議定)。

 

 上記の文言には、非ユダヤ人から精神性を抜き取り、物質主義・享楽主義の家畜にしてしまおうとする意図があると同時に、現代社会(特に日本)がこの計画通りになっていることを感じさせる。

 実際にはこれがユダヤ人の計画書ではなかったとしても「近現代における西洋世界の権力者たちが『シオンの議定書』に書かれた内容を参考にして民衆の家畜化を進めた」と考えるなら、それなりに説得力があるだろう。

愚民化政策――物質面

Fiendish Fluoridators

(凶悪なフッ素推進者)

 画像はイルミナティカード『Fiendish Fluoridators(凶悪なフッ素推進者)』です。

 文字通り、フッ素の危険を暗示するカードとなりますが、他に気になるのが背景にある『23』の数字です。

 

 オカルティスト『アレイスター・クロウリー』や小説家『ウィリアム・S・バロウズ』によると、この数字は『13』と同じく不吉な意味があるそうです。

 この数字が本当に不吉かどうかはともかく、人間の染色体は23対となっているので、人間の無意識になんらかの影響を及ぼす可能性があるのかもしれません。 

 

●画像引用 STEVE JACKSON GAMES

松果体(左)とホルスの目(右)

 『ホルスの目』は、エジプト神話の天空神ホルスの目に因むシンボルです。

 太陽と月はホルスの両目だと考えられており、古代エジプト社会において護符として用いられました。

 Wikipediaの記載では、左目が『ウアジェト(ウジャト)の目』、右目が『ラーの目』となっていますが、『古代エジプトの魔術―生と死の秘儀(E・A・ウォーリス・バッジ著)』によると、ホルスの両目は『ラー(太陽)とオシリス(月)』を表すとのことです、

※同著書において、『ウジャト』はホルスの護符の名称とされていました。Wikipediaとウォーリス・バッジ――どちらの説が正しいかは不明です。

 

 古代エジプト人は、この護符によって活力・守護・安全・健康などの恩恵がもたらされることを期待していたようです。

 

 『ホルスの目』の形状が脳の断面図から見た松果体を想起させることから、この内分泌器には神秘的な力があると、古代エジプト人が考えていたのではないかと思わせます。 

 

●画像引用 33club

②我々の食べ物には有害なものが入れられている。

 

 イルミナティカードには『Fiendish Fluoridators(凶悪なフッ素推進者)』というカードがあります。

 これは、水道にフッ素を混入することで脳の働きを悪くしているという陰謀論に因みます。

 このフッ素は、一般の歯磨き粉にも入っています。

 

 フッ素は微量であれば大きな弊害はありませんが、多量に摂取すると、人体に害をもたらす毒性の強い化学物質といわれています。

 フォーサイス神経毒学研究所の実験では、安全とされる適量のフッ素を投与しただけで、神経細胞から他の神経毒が引き起こすような多動性障害・記憶障害・知能障害の典型的な画像パターンが観測されたそうです。

 このフッ素について、アドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツが、囚人たちに対し、フッ素入りの水道水を飲ませたという逸話があります。

 フッ素を神経毒として使い、精神に悪影響を与えることで囚人たちを反抗心を削ぐことが目的でした。

 同様のことが、ソビエト連邦の強制収容所でも行われていたようです。

  

 また、フッ素には松果体石灰化させる作用があるともいわれています。

 松果体は大脳半球の間にあり、体内時計を調整しています。

 他に人体の成長、生殖機能、体温、血圧、運動活性、睡眠、気分や精神、免疫系などにも影響を及ぼしており、さらには寿命の要因の1つとも考えられているとか。

 

 松果体は、神秘主義の世界ではいわゆる『第三の目』とも呼ばれ、人間の超能力に関係する器官と噂されています。

 イルミナティの支配層は、フッ素によって人間の頭を悪くさせるだけでなく、秘められた潜在能力が覚醒することも防ぎたい意図があるのでしょうか……。

 

 陰謀論界隈で噂されている話では、子供の松果体から取れるという薬物成分『アドレノクロム』には、若返り効果だけでなく異世界体験をさせる幻覚作用もあるそうです(参考:エプスタイン事件の考察 後編・6章)。

 

 フランスの哲学者であるルネ・デカルトは、その著書『情念論』において「松果体は魂の座である」と言及しました。

 一般的にこの説は誤りだとされていますが、松果体には人間の意識を異世界に繋ぎ、そのことで超常的なパワーを発揮させる性質があるとしたら、デカルトの説もあながち外れてはいないのかもしれません。

 

 我々が日常的に摂取する毒物はフッ素だけではありません。

 グリホサート除草剤ラウンドアップ』に含まれる成分)、重金属水銀など)、遺伝子組み換え作物キャノーラ油など、明らかに害にあるもの、あるいは安全と言い切れないものが複数あるのです。

 そうした有害物の中でもフッ素は典型的なので、これが含まれたものをピックアップしてみました。

 

●水道水

●フッ素を含む一般的な歯磨き粉

ベビーフードの一部

●ジュース(農薬が果実に吸収されたもの)

●炭酸飲料水・お茶・ワイン・ビール

ファーストフードのフライドチキン

●魚介類(缶詰含む)

●麻酔・農薬

テフロン(フッ素樹脂)のコーティングスプレー

 

★参考サイト

森はり・きゅう整骨院 健康ニュース 30年8月号

 

 水道水や歯磨き粉ならまだしも、市販の飲み物にもフッ素が入っているとしたら、これを全て避けて生活するのは極めて難しいでしょう。

 となると、少なくとも松果体については、瞑想などで意識的に鍛えた方が、その劣化を防ぐ方法として手っ取り早いかもしれません。

※瞑想は松果体を活性化する方法の1つとして考えられているようです。


愚民化政策――精神面

GHQの焚書

 上記の表は、大東亜戦争においてGHQが『焚書(没収・廃棄)』にした書籍の各割合となります。

 上位の3つ――『E(26%)』『A(24%)』『D(20%)』を見ると、GHQが揉み消したかったことがわかります。

 最も割合の多い『E』には連合国による植民地支配の実態、2番目の『A』には日本の精神、3番目の『D』には(戦争における)日本の大義が書かれていました。 

 

●画像引用 GHQ焚書図書開封3

ハリー・S・トルーマンの日本人観

 画像は大東亜戦争終結時のアメリカ大統領だった『ハリー・S・トルーマン(民主党)』の言葉とされている文書です。

 この文書の出所やトルーマンが実際に上記の発言をしたかどうかは不明ですが、当時の欧米の人種差別的な世相を考えれば、彼が日本人についてこのように考えていたとしても不思議ではないでしょう。

 だからこそ、前任のフランクリン・ルーズベルトの時から計画されていた『日本への原子爆弾投下計画』を止めなかったのです。

※ただし、当時の共和党民主党の和平派は原爆投下に反対していました。

 

  日本人にとっては腹立たしい限りですが、もし日本嫌いで知られたフランクリン・ルーズベルトが存命していたら、日本の占領政策はさらに厳しい処置になった可能性が高いです。

③子供たちは学校で嘘を教えられている。

 

 前章は、主に物質面からの愚民化政策を説明しましたが、③は精神面における愚民化政策――学校教育の問題となります。

 

 教育は多分に政治的都合でカリキュラムが組まれます。つまり各国家(の首脳部)が、どのような国民になってほしいかという意図が込められているのです。

 わかり易い事例として、戦前と戦後の教育内容の差ですね。

  大東亜戦争の敗戦により、日本の教育制度はガラリと変わりました。

 また、この際に『GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)』によって多くの書籍が『焚書』となりました(7700以上の書籍を没収・廃棄)。

 

 上記ほど大袈裟なことではないですが、税金の詳細についても、義務教育はおろか高校や大学でもなかなか教えないですよね――我々国民にとって身近な話なのに(笑)。

 国民に節税の知恵などを付けられては、政府にとって都合が悪いので、当然と言えば当然のことですが。

 

 アングロサクソン・ミッションにおいて、エーリッヒ・フォン・デニケンの 「歴史は間違っている」という発言が紹介されていた通り、教育で特に問題となり易いのが歴史です。

 これほど政治権力が介入する学問はありません。

 国家の政治体制が変わることは、歴史教育が変わることも意味します。

 日本では、戦後に(戦前は歴史とされていた)日本の建国神話が否定されました。

 確かに神話は科学的とはいえないでしょうが、話の元になった史実を含んでいる可能性はあるでしょう。

 そのことを無視して自国の神話を教育の世界から取り除くのは、戦勝国が敗戦国民の愛国心を骨抜きにしたい意図もあったと思われます。

 本当の歴史を探るには、我々は通説と共にそれ以外の説にも耳を傾け、どちらがより真実に近いかを自分の頭で考える必要があります。

 

 また、数学や自然科学など理数系の学問ならまだしも、人文科学社会科学で用いられる『科学的』という言葉には、オカルト疑似科学と同様の怪しさも感じられます〈注3〉。

 少なくとも、我々は『科学的』という言葉を鵜呑みにしない方がよいでしょう。

 科学は日進月歩で発展していくかもしれませんが、それは『定説の変化』をも内包しているのですから。

------------------------------------------

④我々は、メディアの宣伝活動で頭がいっぱいにさせられている。

⑤我々は、毎日クイズや野球番組で忙しくさせられている。

 

 ④と⑤はマスメディア政策のことであり、これをよく表しているのが、先述した『3S政策』です。

 『3S』とは『Screen(スクリーン=映画)』『Sport(スポーツ=プロスポーツ)』『Sex(セックス=性産業)』のことであり、これらを盛んにすることで、大衆の関心を政治に向けさせないようにする愚民化政策が行われた――という説があるのです。

  

 日本のテレビを付けると、大抵はドラマ・スポーツ・バラエティ・クイズ番組ばかりです。

 ゴールデンタイムにおいて『日本の核武装』『日本国憲法第9条(平和主義)の欠点』『MMT(現代貨幣理論)の是非』など、デリケートな問題をガチで議論する政治番組などはまずありません。

※なお、ブログ主はMMTについて(全面的にとまではいかないですが)肯定的です。

 

 外国でも似たような愚民化政策は行われているので、ビル・ライアンもそのことを言及したのでしょう。

 ただ、日本は敗戦国であるため、それがより徹底しているといえます。

 

 こうした日本に対する政策は、(極論すれば)幕末・明治期で活躍したような(連合国にとっての)『危険な政治的人物』や『卓越した戦略家・戦術家〈注4〉』を生ませないようにする意図も含んでいるのです。

 『幕末・維新の志士』に匹敵する人物ですら現れない状況である以上、彼らに勝る英傑――源頼朝織田信長豊臣秀吉徳川家康のような人物が日本に現れる可能性も皆無となります。

※上記の人選はブログ主の独断と偏見によるものです。

 

 もちろん、現代のような民主主義ではなかった時代の人物を求めるのはナンセンスともいえますが、上記の英傑たちは自分たちの時代にあった制約を乗り越えて大業を果たしました。

 そういう意味では、現代を生きる我々も根源的な意味では状況は同じであるといえなくもありません。

 つまり、現代人は現代人なりの様々な壁(障害)を乗り越え、(政治・経済・そして安全保障など)諸々の問題解決の方法を模索する必要があると思うのです。


 

【注釈 3~4】

 

■注3 人文科学や社会科学における『科学的』という言葉には、オカルトや疑似科学と同様の怪しさ(も感じられる)

 上記の件について、経済学における『最適化行動』という言葉を例に考えてみよう。

※経済学は社会科学に分類される。

 

 経済学では、『経済主体生産者消費者など)』が経済的に合理的な行動をすると想定してモデル化を試みてきた。

 『最適化行動』とは、「ある経済的な目的を達成するために、与えられた制約の中で最も望ましい行為を選択する行動」であり、もっと簡単に言うと「人は常に正しく損得を計算する(だろう)」ということらしい――経済学の本によると。

 

 例えば、隣り合わせで2軒並んでいるスーパーマーケットにおいて、1本が120円の大根と60円 の大根がそれぞれの店で売られていた場合、(経済学では)誰でも60円の方を買うと考える。

 ただ、60円の大根を売っている店が遠くにあった場合、時間や運賃などの損を考えてより近くの店で売っている120円の大根を買う(ことがある)という。

 

 上記はわかり易く(そしてもっともらしい)『最適化行動』の例とされているようだが、経済学の素人であるブログ主から見ても、何か『子供だまし』のように感じられる。

 消費者は金銭的価値だけで買い物を決定することはない。

 ブログ主が上記のような状況に遭遇したなら、(例え2つの店が隣合わせだとしても)「60円の大根は粗悪品ではないか……?」と疑って120円の大根を買う可能性の方が高い(ひねくれ者)。

 

 そもそも人間が合理的な行動を取る存在であれば、宗教戦争などは起こらないし、アイドル2次元キャラクターに(無意味な?)大金をつぎ込むこともない。

 多くの修行僧が(一般的には無意味に見える)苦行に励んできた歴史もあり得ないのである。

※苦行の歴史は少なくとも2500~2800年ほどはある。

 

 人間の大部分の行動が経済学の想定通りになっているとしたら、ある意味そちらの方がオカルト(怪奇)――とまでは言わないが、少なくとも『最適化行動』については、人間における表面的な(わかり易い)部分だけをピックアップして考え付いた『思い込み』のようにも思える。

 オカルト的(あるいは疑似科学的)な思想なら、それでも許されると思うが……。

 

■注4 卓越した戦略家・戦術家

 明治時代において有名な戦術家(参謀)と言えば、『秋山眞之(あきやまさねゆき)』が知られている。

 彼は日露戦争日本海海戦において作戦を担当し、大勝利をもたらした名参謀である。

※なお、日本海海戦における戦術(東郷ターン)が、いわゆる『丁字戦法(ていじせんぽう)』であるかどうかは議論がある。

 

 この海戦にはオカルト話があり、秋山眞之は事前に夢の中でロシアの『バルチック艦隊(バルト艦隊)』の進路を予知し、それを参考にして作戦を立てたという。

★参考サイト:敵の動きを夢で予知?

 

 上記の件は、まさに歴史に影響を与えたオカルトパワーといえるだろう。

 秋山眞之の予知は偶発的な現象(あるいは天命の啓示?)だったかもしれないが、仮にこうした超感覚が訓練によって『安定した能力』となれば、軍事力の一種となり得る。

 この種の能力を持っていたかもしれないとブログ主が考えているのが、局地戦においてほぼ無敵の強さを誇った戦国武将――上杉謙信である。

 密教の修行者でもあった謙信は、戦争(特に戦術と戦闘指揮)に有効な霊感能力を我が物としていたのかもしれない。

愚民化政策――能力面

心の構造(ユング心理学)

 心理学者『カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)』は、人間の心の深層には『集合的無意識(普遍的無意識)』という(個人の経験を越えた)先天的な心の領域があると考えました(ユング心理学)。

 

 集合的無意識には、『元型』と呼ばれる『根源的なイメージ』あるとされ、これが人間の(無意識的な)行動に作用するとのことです。

 上記のような考え方は、ユングが神話を研究していたからこそ思い付いたことといえます。

 

 魔術において、(元型の一種ともいえる)『象徴(シンボル)』が重要視されているのも、過去の神官・呪術師たちが(心理学者以上に)心の世界のことを探ってきた長い歴史があるからでしょう。  

 

●画像引用 ユング心理学の世界へようこそ

老賢者(Wise old  man)

 C・G・ユングが提唱した『元型』のイメージの1つが『老賢者(Wise old man)』です。

 

 老賢者は父親型の元型であり、経験的な知恵や理性の象徴です。人物像としては、魔法使い、聖職者、教師、長老などの深い知識を持った人物となります。

 物語の登場人物で例えるならガンダルフ指輪物語の魔術師)、マーリンアーサー王伝説の魔術師)、ヨーダスターウォーズジェダイマスター)などが老賢者的なキャラクターに当たるでしょう。

 

 老賢者とは、人生の指針や困難な状況を乗り越えるためのアドバイスを与えてくれる『心の世界の住人』ともいえます。

 自我が夢や催眠によって心の深層領域に入った時、我々はこの偉大な賢者に出会えるかもしれません。

 

●画像引用 赤の書(The Red Book)

Cyborg Soldiers(サイボーグ兵士)

 ●画像引用 STEVE JACKSON GAMES

デーヴァとアスラ

 画像の左側がインド神話の神々(デーヴァ)の王『インドラ』、右側がその敵対者であるアスラ阿修羅)です。

 デーヴァは『アムリタ(不死の霊薬)』、アスラは厳しい苦行によって超常的な能力を得たとされています〈注7〉。

※『エプスタイン事件』が発覚して以降、『不死の霊薬』と聞くとアドレノクロムを連想してしまいます……(参考:エプスタイン事件の考察 後編・6章)。

 

 両勢力は『三界(天界・地界・地下世界)』の覇権を巡ってしばしば争いましたが、これからの未来も神話のようにスケールの大きい闘争が展開されるかもしません。

 

●画像引用 Wikipedia、Wikiwand

⑥我々は、この星の本当の伝統を見つけることを妨げられている。

 

 最後の⑥は、学校教育を含めた社会全体の風潮と関係しています。

 これは、科学によるオカルトの否定が典型的な例ですね。

 もっとも、(古今東西を問わず)世の中にはカルト宗教やインチキ霊能者が多いのも事実です。

 無難に日々を過ごしたい現代人にとっては、いわゆる『科学的な世界観』の下で過ごしていた方が『安全』かもしれません。

 逆に言えば、各時代の科学の『限界(解決できないこと)』が、科学信奉者の『限界』ということになります。

 また、定説とされた科学が間違っていた場合、(健康などの面で)害も受けることにもなるのです。

 このわかり易い事例として、かつて精神疾患の治療法として行われていた『精神外科ロボトミー前頭葉を切除する手術)』があります。

 

 ビル・ライアンは陰謀論者の『ジョージ・グリーン(George Green)〈注5〉』を言葉を引用して以下のようなことを語っていました。

※『アングロサクソン・ ミッション ビル・ライアン プレゼンテーション原稿 』原文において、表現が不足している部分は補完しています。

 

●支配層にとって、我々(一般の民衆)は『食べるだけの役立たず』として認識されている。

 

●我々はお互いに監視し合い、嘲り合うように仕向けらている。

 また、本来自分たちがどんな存在であるべきかについて『同じ見方』をするように仕向けらている(支配層にとって都合のよい考え方にさせられている)。

 そのことにより、我々が『一線』を越えないようにさせられている(能力や行動において支配層の脅威にならないようにさせられている)。

 

●上記の方法で民衆の活動を制限することにより、支配層は頂点に君臨している。

 

 これらの内容は、愚民化政策の目的を言い表しているといえるでしょう。

 極論すれば、「支配層が推奨する世界観(=常識)を疑うことなく生活する」ということは、(一般的な意味での)社会人としては正しいかもしれませんが、同時にそれは彼らにとって都合のよい奴隷になることも意味しているのです。

 

  アングロ・サクソンミッションで言及された『この星の本当の伝統』とはなんでしょうか。

 アングロ・サクソンミッションの動画(プレゼンテーション原稿 )や証言者オーディオ・インタビュー原稿では、そのことについて具体的に語られることはありませんでした。

 ただ、上記に関連して『意識』が強調されていたので、この力の具体的な例を挙げるなら、前回の記事『アングロサクソン・ミッションとUFO その7』で紹介したような呪術的要素が関係していると思われます。 

 呪術について敢えて(無理やり)心理学的に語ろうとすると、それは『無意識』の力を活用する技術ともいえます。

 

 心理学において、『自我』と呼ばれる人間の意識が把握している心の領域は、全体的には僅かな割合だと考えられています。 

 ジークムント・フロイトカール・グスタフ・ユングなどの心理学者たちは、心の構造――特に無意識の謎について研究しましたが、それは古代人も同様です。 

 もちろん古代に『無意識』という言葉があったわけではありません(ただし、仏教では『阿頼耶識(あらやしき)』の考察など、無意識と類似する心の階層がすでに研究されていました)。 

 超常的な知的存在を排したいわゆる『科学的世界観』が主流でなかった時代、神官や呪術師たちは人間の心が『神や悪魔の世界』と繋がっていると考えていました。

 彼らは、人間の心には自分の意志ではどうしようも領域があることを自覚していたのです。

 そのことを理解していたからこそ、心理学でいうところの『暗示』の域を超えた『心の力』を引き出す術を編み出すことができたのかもしれません。 

 

 現代人にとって、この種の能力は遠いものとなっています。

 前回の記事で紹介した『アセンション(フォトンベルト説)』による『進化(超能力の覚醒)』という話は、信憑性が極めて薄いでしょう。

 仮に何かのきっかけで超能力や呪術に長けた人間たちが増加したとしても、それは平和と発展ではなく、紛争と混乱をもたらす可能性もあります。

 何故なら、欲得で動く人間の本質は、時代を経てもなかなか変わらないからです。

 今まで持っていなかった力を得れば、人類はそれも使った上で新たな闘争を繰り広げていくことでしょう。

 ただ、それが心身の練磨という方向性でなされるのであれば、トランスヒューマニズムのような人間を機械化する意味での『進化』よりはまだ健全に見えます。 

 動機はなんであれ、努力(鍛錬)で己を高めようとしているのですから。

※そういえば、イルミナティカードには『Cyborg Soldiers(サイボーグ兵士)』のカードがありました。これは未来のことを暗示しているのでしょうか……。

 

 止まらない科学の発展は、我々に今後の進化の方向性まで問うているような気がします。

 

 魂まで機械に取り込まれることを望むか、それとも眠れる可能性を引き出し、己の意志と力で未来を切り開くことを望むか(くびきに繋がれた家畜であることを望むか、野生の獣であることを望むか)。

 

 愚民化政策に逆らわない生き方は、考えようによっては安楽な道かもしれません(特に支配層に選ばれた者たちにとっては……)。

※『自分で物事を判断する生き方』には、割と辛い面もありますので。

 

 ただ、それは自分たちが本来持っていたはずの可能性が取り除かれること、そして(人口削減計画のように)支配層の都合によって命運が断たれてしまう可能性も含んでいます。

 

 支配層の方針を受け入れるにせよ、拒絶するにせよ、我々人類は将来的に『人間が種族的に分化するような運命的選択〈注6〉』をしなければならなくなるのかもしれません。

 そしてその選択は、『仁義なき闘争(阿修羅道)』の始まりとなるでしょう。

 

 では、今回はここまでです。

 次回は、一旦本編から離れてアングロサクソン・ミッションの提供元――プロジェクト・キャメロットという団体について確認してみたいと思います。


【注釈 5~7】

 

■注5 ジョージ・グリーン(George Green)

 ジョージ・グリーンは陰謀論者であり、元空軍の軍人・元投資銀行家。

 また、宇宙人(プレアデス星人など)と接触したというコンタクティーでもある。

 グリーンが1980年代に宇宙人から教えてもらった情報によると、地球は(銀河系の他種族から見て)『刑務所の惑星』であるという。

 

■注6 人間が種族的に分化するような運命的選択

 上記についてより具体的に言えば、ホモ・サピエンスを『今まで通りの人間』と『食人種の性質がある悪魔的人間?=支配層+その下僕たち』に明確に分かつ選択ということになる。

 

 陰謀論で噂されている話ではあるが、支配層は子供の松果体から取れるというアドレノクロムを摂取しているという(ついでに食人もしているとか)。

 

 アドレノクロムとは、人体で生成されるアドレナリンが酸化して生成される化合物であり、良質なアドレノクロムを生成するためには、事前に子供を虐待して苦しめる必要があるらしい。

 陰謀論に纏わる人身売買に巻き込まれた子供たちの悲惨な話が、インターネット(SNSやブログなど)を通じて知られるようになった。

 アドレノクロムの発見は1937年とされているが、吸血・食人を伴う生贄の儀式は古代より行われていた。

 この理由は、アドレノクロムの成分を『若さをもたらすエキス』として、古代の神官たちが経験的に知っていたからではないだろうか。

 また、アドレノクロムには異世界体験をさせる幻覚作用があるともいわれるが、ブログ主的としては、これが(予知を含めた)『過去・現在・未来の時間を認識すること(情報的優位性の1つとなる)』と関係しているのではないかと考えている。

 

 (上記の話が真実ならば――というのが前提だが)『若さ』や『快楽』を得るためにせよ、『超常的な知識』を得るためにせよ、自身の栄達・繁栄のために人間の子供を虐待し(文字通り)食い物にするような輩(やから)は、(遺伝子的には同種であっても)もはや『同じ生き物』として見ることは難しい。

※(古代世界はともかく)歴史上のどんな暴君でも、人間を進んで食料にしようとする者はなかなか見当たらない。

 

 支配層も一般の人間を『家畜』として考えているなら、我々と支配層の間には事実上『異種族間対立(人間 VS 吸血鬼・食人鬼)』のような認識(世界観)の齟齬があるとはいえないだろうか。

 

 支配層のディストピアが完成した時、我々人類の中には(比喩ではない意味で)『家畜』として公然と振り分けられる者たちが続出するかもしれない。

 そして、支配層の下僕として働く者の中には、機械化された自由意思のない人間も含まれている可能性が……?

 

■注7 デーヴァは『アムリタ(不死の霊薬)』、アスラは厳しい苦行によって超常的な能力を得た。

 上記の例に当て嵌まらない神々もいる。

 例えば、ヒンドゥー教の主神の1柱であるシヴァには『マハーデーヴァ(偉大なる神)』という別名があるが、シヴァは元々はアスラ族であり、ヨーガの神としても信仰されている通り、霊薬というよりは(主に)修行によって強大な力を得ている。

参考・引用

■参考文献

●ILLUMINATI New World Order  STEVE JACKSON GAMES

●【定本】シオンの議定書 四王天延孝 原訳 天童竺丸 監修・翻訳 成甲書房

●古代エジプトの魔術―生と死の秘儀 E・A・ウォーリス・バッジ 著 石上玄一郎 翻訳 平河出版社

●赤の書(The Red Book) C・G・ユング  著 河合俊雄 監訳 ソヌ・シャムダサーニ 編集 創元社

●GHQ焚書図書開封 西尾幹二 徳間書店 

●ユング心理学の世界 樋口和彦 著 創元社

●エスの本―無意識の探究 ゲオルク・グロデック 著 岸田秀・山下公子 翻訳 誠信書房

●元型と象徴の事典 ベヴァリー・ムーン 編 橋本槙矩ほか 訳 青土社

●神になった戦国大名 今福匡 著 洋泉社

●海の史劇 吉村昭 著 新潮文庫

●マハーバーラタ C・ラージャーゴーパーラーチャリ・奈良毅・田中嫺玉 訳 

●マハーバーラタ 山際素男 編著 三一書房

●ヒンドゥーの神々 立川武蔵・石黒淳・菱田邦男・島岩 共著 せりか書房

 

■参考サイト

●AlphaZebra(Youtube) ※アングロサクソン・ミッションの動画

●アングロサクソン・ ミッション ビル・ライアン プレゼンテーション原稿 

●アングロサクソン・ミッション:証言者オーディオ・インタビュー原稿

●Wikipedia

●WIKIBOOKS

●Wikiwand

●ニコニコ大百科

●ピクシブ百科事典

●コトバンク

●goo辞書

●33club

●SING OUT UNI LIFE -自分ISM-

●森はり・きゅう整骨院 健康ニュース 30年8月号

●soundprofilerの音楽夜話

●輝凛(きりん)の独り言 

●ロミロミサロン アンド スクール マヒナ(Mahina)のブログ

●人と情報の研究所

●大和実践会

●ユング心理学の世界へようこそ

●臨床心理学用語事典

●シャンティ・フーラ

●青山税理士事務所