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アングロサクソン・ミッションとUFO その11

ビル・ライアンのメッセージ(動画版)

ハルマゲドン(最終戦争)

 画像には新約聖書『ヨハネの黙示録』の19章11節――『再臨したイエス・キリスト(右上)』と『黙示録の獣(左下)』の戦い(ハルマゲドンのクライマックス)が描かれています。

 キリスト教の世界観では、最終的に『善』――この場合はキリスト教徒が勝利することになっていますが、現実的にはそう都合よくいかないようです。

 『(富・権力・技術力などの)物理的な条件』や『運』を抜きにして勝敗を決める要素を考えるなら、宗教的な善悪よりも『兵法孫子など)』や『ゲーム理論』に見られるような『戦略』の方が必要となるでしょう。

 

●画像引用 1523年のルター新約聖書の木版画

 前回の記事『アングロサクソン・ミッションとUFO その10』では、『証言者オーディオ・インタビュー原稿(インタビュー記事)』にて語られた(証言者とビル・ライアンによる)読者へのメッセージについて考察しました。

 陰謀論動画『アングロサクソン・ミッション』はこの内容に基づいて制作されています。

 

 動画(プレゼンテーション原稿と内容は同じ)において、プレゼンターのビル・ライアンは、証言者の発言について自身の見解を交えながら情報を発信していました。

 これには『証言者オーディオ・インタビュー原稿』にはなかった内容も含まれています。

 今回の『その11』では、その中でも支配層の陰謀に参加しないよう警告したメッセージについて取り上げています。

 

 上記の他には、スピリチュアル的なことも言及されていました。

 この話の中で、ビル・ライアンは『覚醒した人々』と『悪の勢力(支配層)』の関係が、新約聖書ヨハネの黙示録』に記された『アルマゲドン(ハルマゲドン)の戦い=善と悪の最終戦争』のような感じになっていると語っていました。

 世の中が乱れてくると終末論的な考え方が流行るものですが、科学技術の発展が著しい現代だからこそ、本当にそういう展開になりそうな雰囲気を感じる人も一定数はいることでしょう。

※もっとも、この発言の直後にビル・ライアンは「黙示録的な戦争が起こることを信じていない」とも付け加えていました。

 

 ただ、 動画におけるスピリチュアル的なメッセージについては、ブログ主は(インタビュー記事の同内容よりも)重要性は低いと考え、注釈の方でまとめました。

 ご興味のある方は、そちらをご一読いただけければと思います〈注:ビル・ライアンのスピリチュアル的なメッセージ〉。

 

 では、ビル・ライアンが強調したメッセージを確認し、 そこに秘められた情報について探っていきましょう。


【注釈 ビル・ライアンのスピリチュアル的なメッセージ

 

 動画(=プレゼンテーション原稿)におけるビル・ライアンのスピチュアル的なメッセージは以下の通り。

 

①私たちは、できる限り最高のスピリチュアル的見地に立って考えなくてはならない。

 というのも、私たち人間(同士)が戦わされるべきではないからだ。

 

イルミナティは世界中で大規模な『意識の拡大』――すなわち『目覚め』が起こっていることを抑え込もうとしているが、彼らは進退窮まっている。

 

③『意識の拡大』は、支配層の計画を知りつつ、なおかつ『意識の拡大』に好意的な『人間以外の存在』の仲介によってサポートされていると、私(ビル・ライアン)は信じている。

 また、多くのコンタクティ(宇宙人からの接触を受けている人々)を通したチャネリングによる情報もある。

 彼らは皆、我々に(支配層の陰謀に対して)警戒するよう呼びかけている。

 

 ①の発言は「人口削減や世界支配の計画を進める支配層の背後には『超常的な知性体』が存在し、(彼らの命令によって)人間同士が対立するよう仕向けられているので、我々はスピリチュアル的な視点で(世界情勢などを)考える必要がある」と言いたいようだ。

 ここで注目したいのは『スピリチュアル的見地』という部分である。

 もし、支配層の上に君臨しているのが『超科学・超兵器を所有する物理的に存在している宇宙人』だとしたら、我々が何を考え、行動したところで大した意味はない。

 圧倒的な力により、征服・支配されてしまうだけだからだ。

 逆に言えば、そういう力のある勢力が地球征服の意志を抱いているのであれば、まどろっこしい複雑な計画を考えて配下の人間に実行させる必要性は低いと思われる。

 この発言は、アングロサクソン・ミッションで語られた超常的知性体の正体を考察する上で参考になるだろう。

 証言者は、人類を支援する『善意の地球外知的生命体』について、スピリチュアル的に進化した存在(霊的存在)だと語っていたが、支配層側にいる『悪意の地球外生命体』も同じく霊的存在である可能性が高いということになる。

 

 ②と③の発言では『意識』について言及されている。

 アングロサクソン・ミッションでは、『意識』について超能力的要素を含めた意味合いで語られていたが、上記のメッセージにおいては、とりわけ人々の『目覚め(支配層の陰謀に気づくこと)』の方に重点が置かれていたと思われる。

 このような発言の根拠として、ビル・ライアンは「非常に注意深く扱わなくてはなりませんが」――と付け加えていたものの、コンタクティの意見も参考にしたようだ。

 ただ、世界中のどの企業も支配層の傘下である国際金融資本の影響を(大なり小なり)受けている以上、人々が陰謀に気づいたからといって、状況が改善するのは難しいところだろう。

 多くの民衆にとっては、支配層の陰謀を気にすることより、彼らの意向に逆らい、日々の生活(特に仕事)に支障をきたす方が遥かに重大な問題となるからだ。

中国への警告と惨事便乗型資本主義

ショック・ドクトリン

 画像は、上段が『アメリカ同時多発テロ事件』におけるワールドトレードセンター(旅客機の衝突により炎上/ただし陰謀論では別の理由も考えられている)、下段左がアメリカの経済学者(シカゴ学者)『ミルトン・フリードマン(Milton Friedman)』、下段右がカナダのジャーナリスト『ナオミ・クライン(Naomi Klein)』です。

 

 クライン氏はその著書『ショック・ドクトリン』にて、フリードマンを批判しました。

 同著書において、フリードマンの考え方が以下のように紹介されていました。

 

 現実の、あるいはそのように受け止められた危機のみが、真の変革をもたらす。

 危機が発生した時に取られる対策は、手近にどんなアイディアがあるかによって決まる。

 我々の基本的は役割はここにある。

 すなわち、現存の政策に代わる政策を提案し、『政治的に不可能』だったことが『政治的に不可欠』になるまでそれを維持し、生かしておくことである。

 

 大災害に備えて飲料水や非常食を準備している人がいるのに対し、フリードマンの一派(シカゴ学派)は大災害に備えて自由市場構想を用意している――クライン氏はこのように綴っていました(部分的に言い回しを変えています)。

 戦争・政変・自然災害などで人々が平常心を失っている時に、自分たちに都合のよい政策を進めようとするやり口は悪質に見えますが、フリードマンはこれを『経済的ショック療法』と名付け、肯定的に考えていたとか。

 ブログ主としては、彼の発想は『政略家』として見るならまだ理解できなくもないですが、経済学者としてはいかがなものかという印象を受けました。

 経済学を『経世済民』のための学問と考える人々にとっては、嫌悪すべき方法論となるでしょう。

 

 クライン氏は、この手法が『天安門事件(1989年)、『ソビエト連邦の崩壊(1991年)』、『アメリカ同時多発テロ事件(2001年)』、『イラク戦争(2003年)』、『スマトラ島沖地震 (2004年)』による津波被害、『ハリケーン・カトリーナ(2005年)』で用いられてきたと事例を挙げました。

 

 上記の関連し、クライン氏の話は『CIA(Central Intelligence Agency/中央情報局)』で行われていたという特殊な尋問技術――『MKウルトラ』まで及びました。

 『MKウルトラ』では、完全隔離・電気ショック・薬物投与などを用いることで被験者(患者)の『デパターニング(脱行動様式化=人格の白紙化)』が行われたとか。

 そうすることにより、精神誘導が可能となるからです。

 この『非人道的な尋問(実際は拷問)』は、共産主義者や二重スパイの疑いで逮捕された者を白状させる方法として研究されました。

 そして『惨事便乗型資本主義』の手法『ショック・ドクトリン』は、上記の『MKウルトラ』に見られるような『1対1の拷問による人間の反応』を参考にした上で、これを大規模(民衆向け)に利用する試みだというのです。

 その最もわかり易い例として、クライン氏は『9・11(アメリカ同時多発テロ事件)』を挙げ、同著書にて以下のことを述べました。

 

 多くの人々にとっての『慣れ親しんだ世界』が崩壊し、深い混迷と退行の時期が到来したが、ブッシュ政権はそれを実に巧妙に利用した。

 この日を境に、あたかも違う時代が始まったかのような状況となり、それまでの世界観は『9・11以前の思考法』だとして切り捨てられるようなる。

 もともと歴史に疎い北米人は、毛沢東が人民を指して言ったところの白紙状態になってしまったのだ。

 結集した『エキスパートたち(権力者の走狗たる知識人)』は、トラウマを受けた人々の心につけ込み、無防備なキャンパスに新しい『美辞麗句(権力者にとって都合のよい思想)』を書き込んでいった。

 

 上記の結果、ブッシュ政権は『9・11』以前では不可能だったこと――『国外での民営化された戦争の展開』と『アメリカ国内におけるセキュリティ企業複合体の構築』――ができるようになったそうです。

 

 『ショック・ドクトリン』を読み、ブログ主が怖いと思ったのは、もし『惨事便乗型資本主義』における『惨事』が、大国の政治家や大資本家たちの都合により意図的に引き起こされることだとしたら……という可能性です。

 少なくとも、一部の人々にとっては、現在進行中の『コロナショック』も利益獲得のチャンスになっているのは間違いないでしょう。

 

●画像引用 Wikipedia

人工地震

 自然災害に見せかけた災厄を引き起こす兵器というと、陰謀論の世界では『ハープ(高周波活性オーロラ調査プログラム/High Frequency Active Auroral Research Program/略称:HAARP)』が知られています。

 これは、アメリカ合衆国で行われている高層大気と太陽・地球系物理学、電波科学に関する共同研究プロジェクトだとか。

 参加団体がアメリカの大学(14校以上)の他に、アメリカ空軍、アメリカ海軍、国防高等研究計画局 (DARPA)となっていることからわかる通り、軍事的な意味合いが強いプロジェクトです。

 

★参考サイト

災謎の米軍施設『HAARP』、公文書が認めるその能力は?

米軍施設『HAARP』は「敵国全体を機能不全にする」兵器?

 

 陰謀論では、このハープ(あるいは他の技術)によって東日本大震災が引き起こされたと噂されています。

 もっとも、ハープのような真相不明なプロジェクトでなくとも、地中や水中に爆薬・核爆弾やエアガン(圧縮空気の放出)などを仕込み、人工地震を引き起こすことは可能になっています。

 

 この他、空中に特定の物質を散布するなどして気象を操作する技術もありますが、これらの軍事利用は『環境改変技術敵対的使用禁止条約』により禁止されています。 

 

 ただ、現状の世界において、上記のような行為を完璧に監視できる体制が整っているとはいえないでしょう。

 大国がその気になれば、いつでも自然災害に見せかけた軍事オプションがあり得る――(陰謀論を抜きにしても)我々はこのことを頭の片隅に入れておく必要があるのかもしれません。

 

●画像引用 Wikipedia 

2021年3月21日の米中会談

 2021年3月21日の米中会談において、両国の代表は人権問題を巡り、1時間超に及ぶ異例の論争を繰り広げました。

 

●画像引用 日本経済新聞

 私たちが(すでにそれに取り込まれている)支配層の計画に同意しないこと――もし、あなたが軍や諜報部などにいるなら、この計画に同意しないことだ。

 同意がなくては、支配層の計画は起こり得ないからだ。

 

 アングロサクソン・ミッションでは人口削減計画〈『その4』参照〉について語られましたが、上記のビル・ライアンの発言については、中国に対する生物兵器(ウィルス)の攻撃のことを指していると思われます〈『その3(中国とパンデミック)』参照〉。

 動画の終盤において、ビル・ライアンは「私はこの情報を中国人に見てほしい」と力説していたからです。

 特に「あなたが軍や諜報部などにいるなら~」という部分については――

 

 (動画を視聴している)中国人の軍司令官の方々の言います。

 計画に乗らないでください。

 いいですか? 

 誰も彼らの計画に協力するようなことをしてはならないのです。

 

――と、さらにはっきりとメッセージを送っています。

 このことは、『中国へのウィルス攻撃』が『中国人の軍幹部』の協力を得て実行される予定であることを示しています。

 この不穏な情報が真実であるかどうかはともかく、少なくともビル・ライアンはそのように確信していたようです。

 スピリチュアル的なことに関しては曖昧な内容も見られるアングロサクソン・ミッションですが、この部分はいやに具体的でした。

 

 アングロサクソン・ミッションの情報源になったのは、(上級フリーメイソンも兼ねる)支配層が並ぶ会議に「たまたま1回だけ出席した」という『証言者』の発言ですが、この人物には怪しさが付きまといます〈『その2(証言者について)』参照〉。

 また、アングロサクソン・ミッションで提示された情報は、どこまで真実かは判別が難しいところです。

 それでも「中国が風邪をひく」と例えられた生物兵器の話、そして中国人の軍幹部に対して計画に参加しないよう呼びかけるビル・ライアンのメッセージに関しては無視し難いといえるでしょう。 

 

 1つの可能性として、実際に中国に対する生物兵器の攻撃は『(証言者が出席した)2005年6月の会議』があった時期(あるいはそれ以前)から検討されていたのかもしれません。

 ただ、支配層の中には親中派のグループも存在し、この計画を止めるために(証言者を使って)意図的にこの情報を流したということも考えられます。

 この仮定に基づいて推測すると、アングロサクソン・ミッション(動画)の公開によって情報が漏れたためか、あるいは別の要因があったためか、とにかく(結果的に)2010年から2018年まではこの計画が実行されなかった――という裏事情が見えてきます。

※あくまでも、新型コロナウィルスが生物兵器による攻撃だと仮定した場合の話です。なお、2012年9月に確認された『MERSコロナウイルス』は中国が発生源ではありません。

 

 世界支配の野望やオカルト的情報〈注1〉を抜きにして考えるなら、『支配層』『イルミナティ』『カバール』あるいは『ディープステート(deep state/略称: DS)』などと呼ばれている者たちは、本質的には権力に巣くう『利権集団』に過ぎません。

 その中には中国共産党と結びついた者たちもいるでしょう。

 見方を変えれば、それは支配層とされる集団が決して一枚岩ではないことを示しているともいえます。

 本ブログ『その9』の記事では――

 

 アングロサクソン・ミッションが支配層にとって本当に不都合な内容なら、(ウィルスが流行し始めた時期に)この動画がYouTubuの『おすすめ動画』としてピックアップされるはずがない。

 

――とブログ主は言及しましたが、支配層の背景をあれこれ考えるなら、上記の理由について納得できる要素も見つけられます。

 つまり、Youtubuを傘下としている支配層のグループは、親中派に属しているということです。

 

 2019年11月、中国の武漢市より発生した新型コロウィルスは世界中に混乱を巻き起こしましたが、発生元である中国ではいち早く経済の立て直しを図りました。

 中国政府が開示する情報は信用できない部分も多々ありますが、非常時においては中国のような強権的体制の方が対策を進め易いのは事実です。

 アングロサクソン・ミッションの証言者は、パンデミックの前に起こるとされていた『限定的な核戦争』により、欧米諸国において強力な支配体制が敷かれるようになる――と語っていました。

 現時点(2021年5月)では核戦争は勃発しておらず、未だ共産主義的な統制社会にもなっていません(少しずつ窮屈な情勢になってはいますが)。

 その一方で、社会は大きく変化しようとしています。 

 ウィルスショックにより、新たな産業構造利権構造が生まれてようとしているのです。

 ワクチン接種・Web会議などの普及がその典型例といえるでしょう。

 

 こうした現象について、ジャーナリストの『ナオミ・クライン(Naomi Klein)』は、その著書『ショック・ドクトリン(The Shock Doctrine)』において鋭い見解を示しました。

 クライン氏は、「真の変革は、危機的状況によってのみ可能となる」と語った経済学者シカゴ学派)の『ミルトン・フリードマン(Milton Friedman)〈注2〉』を批判し、彼のような考え方は『ショック・ドクトリン(衝撃的出来事を巧妙に利用する政策〈注:左画像『ショック・ドクトリン』参照〉』あるいは『ディザスター・キャピタリズム(惨事便乗型資本主義)』だと言ったのです。

 また、クライン氏は同著書において以下のことも述べています。

 

 ショック・ドクトリンの信奉者たちは、社会が破壊されるほどの大惨事――洪水、戦争、テロリストの攻撃――などが発生した時のみ、真っ白で巨大な『キャンパス(開拓地・市場のこと)』が手に入ると信じている。

 人々が『精神的なよりどころ』も『物理的な居場所』も失って無防備にあるその時こそ、彼らにとっては世界改変の作業に着手するチャンスなのである。

 

 クライン氏は(色物扱いされるという意味での)陰謀論者ではありません。

 ただ、『ショック・ドクトリンの信奉者たち』という部分を『支配層』と置き換えても(陰謀論者にとっては)納得できそうな見解です。

 

 アングロサクソン・ミッションでは、将来的に起こるという『地球物理学的事件(地殻大変動)』について、証言者が以下のことを語っていました〈『その4(人口削減計画の真意)』参照〉。

 

 地球物理学的事件による災害の影響は長期に及ぶことになるが、人類は死滅するわけではない。

 そうした時代になった後、支配層は自らの権力を確立したいがために様々な準備をしている。

 

 クライン氏の著書を読んだ後だと、こうした証言者の予言的発言も『ショック・ドクトリン』に繋がると気づかされます(詳細は次章)。

 おそらく、支配層は『ショック・ドクトリン』として使える複数のトラップをあらかじめ用意しており、(自分たちの利益のために)状況に応じてそれらを実行してきたというのが、諸説ある陰謀論から導かれる『答え(真相)』の1つではないでしょうか(あくまで推測です!)。

 

 戦争はともかく自然災害までも意図的に引き起こされたというのは少し言い過ぎかもしれません(技術的にはすでに可能な段階となっています〈注:左画像『人工地震』参照〉)。

 ただ、災害が起こる度に大損害を受けるのは庶民であり、太っていくのは(概して)大資本家などの社会的な強者であるのは無視できないことでしょう。

 

 コロナショックは、2020年のアメリカ合衆国大統領選挙にも影響し、これが無ければ大統領に再選すると思われていたドナルド・トランプ氏の失脚にも繋がりました。

 この時、大手マスコミはもちろん各SNSにおいても、トランプ氏に有利な情報が数多く遮断されたのは記録に新しいところです。

 少なくとも、「(これらを牛耳る人々にとって)トランプ氏の再選は都合が悪いのか?」と一般人でもわかるくらいの妨害行為をやってしまったわけです。

 

 ジョー・バイデン(第46代)大統領は、選挙時に中国共産党の支援を受けたと噂されているものの、現状(2021年5月時点)では対中政策において強硬な姿勢を示しています。

 2021年3月21日の米中会談では、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官と中国の楊潔篪(ヤン・チエチー)共産党政治局員が人権問題を巡り、マスコミの前で1時間超に及ぶ異例の論争を繰り広げました〈★参考記事:日本経済新聞〉。

 これにより米中関係がさらに悪化したかのように見えましたが、ブログ主としてはワザとらしい印象も受けました。

 深読みし過ぎかもしれませんが、「我々(バイデン政権と中国共産党)はケンカをしているぞ。馴れ合っていないぞ」とマスコミにアピールしているようにも見えてしまったのです。

 

 この会談のシナリオ(?)が選挙での悪い噂を誤魔化すためなのかどうか――その見極めには今後の経過に注意が必要〈注3〉です。

 それを以て、「ウィルス騒ぎで誰が最も得をしたのか」ということも見えてくるでしょう。


【注釈 1~3】

 

■注1 オカルト的情報

 アングロサクソン・ミッションにて提示された支配層(イルミナティ)にまつわるオカルト情報については『アングロサクソン・ミッションとUFO その5』を参照。

 上記では主に『地球外生命体(宇宙人)』のことを話題にしているが、この他、支配層は悪魔崇拝を行っているという話もある。

 

■注2 ミルトン・フリードマン(Milton Friedman)

 ミルトン・フリードマンは、1912年にニューヨーク市で生まれた。

 父母はハンガリー出身のユダヤ人

 フリードマンは12歳頃まで熱狂的なユダヤ教徒だったが、やがて(食事規定をはじめとする)正統派ユダヤ教の細々とした教えに論理性を見いだせなくなると、宗教とはあっさり縁を切った――といわれているが、「災害に乗じて利益を得る」という彼の思想にはユダヤ教的な背景も見えなくはない。

旧約聖書には、ユダヤ人のために他国の人々に災厄を送る神の行為が語られている。

 

■注3 (米中関係について)今後の経過に注意が必要

 アメリカ政府との繋がりが強いといわれているシンクタンクの1つとして『大西洋協議会(Atlantic Council)』がある。

 このシンクタンクは中国研究を主流としており、ニクソン政権およびフォード政権期において手腕を振るった『ヘンリー・アルフレッド・キッシンジャー』も属していた。

 

 そんな大西洋協議会は、2021年1月28日に対中政策について『習近平追放/中国共産党の政権維持』というメッセージを出した。

 大西洋協議会のメッセージがアメリカ政府の方針とリンクしているとすれば、現状では対中圧力を示しているように見えても、その本質はあくまで(各国への政治的工作をやり過ぎている)習近平個人に対しての圧力ということになる。

 習近平が失脚しても中国共産党が政権を維持し続けるのであれば、中国から圧力を受ける日本の危機は変わらないであろう。

※上記については『SakuraSoTV(制作:日本文化チャンネル桜)』に出演した林千勝氏(昭和史研究家・戦史研究家)の発言を参考にした。

【今、世界はどうなっている?】林千勝×水島総 第1回「民族無き世界を目指す2つのグローバリズム~ロスチャイルド家とカール・マルクスの繋がり」[桜R3/4/17]より引用。

イルミナティカードとアセンション

Tape Runs Out …(テープ切れ…)

 イルミナティカード『Tape Runs Out …(テープ切れ……)』には、地球が割れる絵が描かれています。

 この絵について、自然現象(地殻大変動や隕石落下など)による『地球の終わり』と解釈することもできますが、あるいは地球の人々が2種類に分かれて破滅的な大戦争を繰り広げるという見方もできるでしょう。

 

 サブジーニアス教会の教義によると、1998年7月5日の午前7時に全人類は滅亡する――と予言されていたそうなので、この終末論が『Tape Runs Out …(テープ切れ……)』の絵柄の元ネタになったと思われます。

 結局、1998年7月5日に人類は滅亡しなかったので、現在の教義では1998年を引っ繰り返して8661年が『終末の日』とされているそうです。

 

 サブジーニアス教会はパロディ宗教なので当然のことですが、真面目に考察するのが実にバカらしくなる話です。

 ただ、イルミナティカードとしてそのネタが取り入れられると、ついついそういうことをしたくなってしまいます(笑)。

 

●画像引用 STEVE JACKSON GAMES

”ボブ”ドブス

●画像引用 The Book of the SubGenius

災厄の神

 画像は左上がシュメール神話の実質的な主神エンリル、右上がゾロアスター教の悪神アンラ・マンユといわれている像〈注9〉です。

 下の画像は、グノーシス様式の宝石に見られる獅子面・蛇身の神『ヤルダバオート』であるといわれています。

 ヤルダバオートはグノーシス主義における邪悪な創造主であり、一神教の神であるヤハウェと同一視されています。

 

 太古の時代、こうした神々は人類を滅ぼす大災厄をもたらしたとされています。

 『神による災厄(天罰)』について、自然災害のメタファー(隠喩)として解釈するか、狂信的な宗教集団のテロ行為として解釈するかで、神話の見方は大分変わります。

 もちろん、宗教家たちは後者の解釈など決して認めようとしないでしょうが……。

 

●画像引用、Wikipedia(左上・下)、唐草図鑑(右上)

プロビデンスの目(人類監視の象徴?)

 上段の画像は1935年に採用されたアメリカ合衆国の1ドル紙幣(裏面)に見られる『プロビデンスの目』、下段左が古代エジプト新王国時代)のピラミディオン(ピラミッド状の四角錐)、下段右がエクアドルで発見された『ピラミッド・アイ・タブレット』です。 

 

 下段の2つの遺物――特に『ピラミッド・アイ・タブレット』の方は、『プロビデンスの目』の直接的なルーツではないかと思わせるほどのデザインとなっていますが、こちらは学術的な調査が行われていないため、真贋については不明です。

 もし本物の古代遺物だとしたら、それは航海術に優れたフェニキア人が古代のアメリカ大陸に持っていったものかもしれません〈注:下画像参照〉。

 なんにせよ、今ではすっかり有名になった『プロビデンスの目』の由来が、古代文明まで遡るのは十分にあり得る話です。

  

 『支配層=イルミナティ』が『新世界秩序/ニューワールド・オーダー(New World Order/略称:NWO)』と呼ばれる世界支配(人類家畜化)計画を企てているという陰謀論は、20世紀の頃から噂されており、『プロビデンスの目』は人類を監視する支配層の象徴と見なされています。

 

 上記の話は、ひと昔前までは物語(小説・漫画・アニメなど)のネタにしかならなかったことですが、科学技術の発展により、それが可能な時代に入ろうとしているのは間違いないでしょう。

 また、人工知能(Ai)ロボット技術の発展は、(冷戦体制の崩壊によって失敗したと思われていた)共産主義が実現できる可能性まで考えさせるようになりました。

 『支配力』という点では、機械などの『ハード面』だけでなく『ソフト面』――複雑になった情報操作は言うまでもなく、生物学脳科学心理学などを通して『人間の心理・行動原理』の解析が進み、大衆を扇動洗脳する技術が発達したことも無視できません。

 

 陰謀論を抜きしても、このような条件を考慮するなら、やがて世界中が強固な管理社会を迎えることになるのは(ある意味)歴史の必然かもしれないのです。

 そして、支配層はそうした時代の変化を見据えて強権的な体制に移行しようとしていると考えることもできます。

 

 ただ、権力者の支配欲を見透かせば、進歩した技術を自分たちのために悪用するのは簡単に推測できます。

 富や権力に加えて圧倒的な技術力まで持った権力者たちが暴走した時、我々庶民は過去に起こった革命のようにその体制を崩すことが極めて困難となります。

※革命という社会変革自体が大資本家によって誘発された可能性もありますが。

 

 そうした時代になった時、我々はどのように権力者から自分たちの身を守るのか――近未来を生きる人々は、このような困難な課題を負うことになるでしょう。

 

 アセンションに纏わる話では、しばしば『超能力の覚醒』が取り上げられますが、(例え嘘でも)その手の話に希望を託したくなる気持ち〈注10〉だけはよくわかります。

 庶民は『現実的な力』を何も持っていないですからね。  

ピラミッド・アイ・タブレットの文字

 画像は『ピラミッド・アイ・タブレット』の底面に刻まれていた文字です。

 AlphaZebraの動画『人類の隠された歴史(8:15~8:59辺り)』によると、この文字は「サンスクリット語よりもさらに古い言語」と紹介されていましたが、ブログ主的にはフェニキア文字に類似しているように見えました。

 なお、サンスクリット語の表記に使われる『ブラーフミー系文字』は、遡ればフェニキア文字に至ります。

※サンスクリット語自体はインド・ヨーロッパ語族に属し、『アフロ・アジア語族セム語派)』に属するフェニキア語とは別系統となります(類似点はあるそうですが)。

 

●画像引用 Wikipedia、古代エジプト展、AlphaZebra

 前回『その10』の記事では、主に『アセンション』について取り上げました。

 これに関連し、アセンションを示す『イルミナティカード』を紹介〈注4〉したいと思います。

 そのカード『Tape Runs Out …(テープ切れ……)〈注:左画像参照〉』には、以下のことが書かれていました。

 

“……When the Rapture comes, I'll make 'em wait! 

They'll never clean my cage! Now give me some more of …”

 (Tape runs out.)

 ラプチャー(携挙/アセンションのこと)が来たら、彼らを待たせてやろう!

 彼らは私の檻(おり)を絶対に掃除しないぞ!

 今は、私にもう少しの……

(テープ切れ)

 

 上記のセリフの由来について、ほとんどの日本人はわからないかもしれません。

 ブログ主も、英文を検索するまで地球が割れる絵柄ばかりに気を取られていました。

 このセリフには元ネタがあり、『サブジーニアス教会(The Church of the SubGenius/亜天才教会)』発行のシリーズ物テープ(Media Barrage Tape Series #10)からの引用です。

※テープのタイトルは『The Brag of the SubGenius(亜天才の自慢話)』であり、内容は1973年に行われた交霊会の録音(断片)の書き起こしです〈★参考サイト:The Brag of the SubGenius〉。

 なお、同名のイルミナティカード(Brag of the SubGenius)もあります。

 

 サブジーニアス教会とは、サイエントロジーラエリアン・ムーブメント統一教会(現:世界平和統一家庭連合)などの宗教、さらにクリスチャン・アイデンティティのような人種差別的団体をも含む『パロディ宗教(冗談宗教)』です。

 サブジーニアス教会は架空のキャラクターである『J.R.”ボブ”ドブス〈注:左画像参照〉』を教祖としており、この"ボブ”の顔は1980年代の電話帳に載っていたキャラクターを元にしています。

※なお、"ボブ"は指し示すことができない存在なので、必ず『ダブルクォーテーションマーク( ” )』で名前を囲わなければならないそうです。 

 

 『イルミナティ』三部作(小説)の著者の1人である作家――ロバート・アントン・ウィルソンが、この『ボブ法王』とされているという話もありますが、実質的な創始者は『アイヴァン・スタング』という作家・映像制作者です。

 

 カード名の『Tape Runs Out…(テープ切れ……)』というのは、サブジーニアス教会の交霊会を録音したテープが途切れていることに由来していると思われます。

 カードの意味としては、上記の『テープ切れ』と『地球(あるいは人類文明)の終焉』をかけているのでしょう。

 

 セリフの『cage』は『檻/鳥籠』という意味ですが、他に『捕虜収容所/刑務所/監獄』などの意味もあります。

 つまり「地球とは人類(の魂?)を閉じ込める監獄であり、それが『ラプチャー=アセンション』によって終わりが近づいている」というのが、このカードに秘められた意味だと思われます。 

 上記のイルミティカードを予言的に解釈するなら、「約11500年(または約15000年)周期で地球物理学的事件(地殻大変動)が起こる」と語られていたアングロサクソン・ミッションの話とも関連があるのかもしれません。

 

 古代神話の破滅系伝承では、神々によって多くの人々が死滅するというパターンが見られます。

 『Tape Runs Out …(テープ切れ……)』のカードでもそのことを臭わせるセリフ――I'll make 'em wait! (彼らを待たせてやろう!)――があったので、『何者かの襲来』により(絵柄にある通りの)地球が割れるような惨事が起こるのではないかと思わせます。

 では、その襲撃者とは何者なのか? 

 

 旧約聖書創世記』では、古き世界を滅ぼした『大洪水』の伝承が残されています。

 この元ネタはメソポタミアの『大洪水神話』です。

 このシリーズ記事で度々言及していることですが、同神話の実質的な主神であるエンリルが大洪水を引き起こした原因は『人口過剰(による騒音を煩わしく思ったこと)』です(聖書の記述のように人類の『悪行』が理由だった――とは記されていません)。

 神による人口削減計画ともいえる大災厄は、ゾロアスター教の神話では『大洪水』ではなく『破滅的な冬(氷河期)』〈注5〉とされています。

 そして、この災厄は『天罰』ではなく、悪神の襲撃によるものだと記されています〈『その4(災厄をもたらすもの)』参照〉。

 つまり、聖書などと違って加害者(人類を滅ぼした)側を明確に『悪』と定義しているところが、他の神話と異なる点だといえるでしょう。

 

 神話などの宗教文書における神とは、一般的に『人知を超えた力を人格化した存在』と考えられています。

 それは『風』『大地』『太陽』などの『自然の力』だったり、『法』『知恵』『調和』などの『概念の象徴』だったりと、それぞれの神によって『神性』は異なります。

 『古代宇宙飛行士説〈注6〉』を信じる人なら、古代の神を『宇宙人=地球外生命体』だと解釈するところでしょう。

 この説によるなら、ゾロアスター教で言うところの災厄をもたらした悪神たちとは『悪意の地球外生命体〈注7〉』ということになります。

 ただ、もっと単純に「古代の宗教文献における『神』とは『人間』だった」と解釈することもできます。

 それは各々の神を崇拝する宗教集団のことであり、もっと具体的に言えば、各宗教集団の(歴代の)リーダーたちが『現実における実質的な神』だったといえるでしょう。

 なぜなら、如何なる『神の教え』も人間を通して提示されたことは間違いないからです。

 もちろん、この見解は神の存在そのものを否定するわけではありません。

 ただ、宗教の教えを『神のお告げ(に由来する)』と解釈するか、あるいは『(実際は神ではなく)宗教家の思想』と解釈するかは、個々人の宗教観・世界観によって異なる――とブログ主は言いたいだけなのです。

 

 上記のように宗教文献における神の解釈はいくらでもできますが、今は神話における破滅的な災厄が『人間の仕業』だったら――と仮定してみてください。

※ここで定義される『人間』とは、それだけの災厄を引き起こせるだけの能力を持った『大洪水以前=超古代文明(現代よりも遥かに高いテクノロジーがあったといわれている文明)』の時代の人々(野心を持った権力者・テロリストなど)を指します。

 

 この場合、『神』というメタファー(隠喩)によって表現されているものの、その実態は特定の神を狂信する独善的で極めて利己的な(かつ武力と権力を持った)宗教集団が『災厄の神』である可能性も考えられます。

 つまり、太古の時代において『ショック・ドクトリン的な行為(惨事に便乗して利益獲得や権力拡大を企てること)』のために、(超古代文明の大量破壊兵器によって?)世界規模の災厄を引き起こした者たちがいた、そして彼らが後世において『神』――一神教視点ではヤハウェ天使たち/ゾロアスター教視点では悪神アンラ・マンユとその眷属(ダエーワ)――として伝承されてきたかもしれないのです。

 

 『災厄をもたらした神(実際は人間の権力者?)』を『善』と『悪』どちらで解釈するかは各宗教によって異なります。

 ただ、もし神話に記されたような破滅的災厄が大昔に実際に起こったとしたら、大災厄後も力を堅持して生き残った者たちが世界を主導したのは確実でしょう。

 このことは、先ほども紹介した証言者の発言――

 

 地球物理学的事件による災害の影響は長期に及ぶことになるが、人類は死滅するわけではない。

 そうした時代になった後、支配層は自らの権力を確立したいがために様々な準備をしている。

 

――ともリンクしている気がします。

 このように考えるなら、先のイルミナティカードの文章にて記されていた『彼ら(襲撃者?)』の正体とは宇宙人などの超常的な存在ではなく、実は『人間(イルミナティのメンバー)』であり、支配層が自作自演の大災厄を引き起こそうとしているとも解釈できます。

 

 仮に、未来において地球物理学的事件(地殻大変動)が意図的に支配層によって引き起こされたとしましょう。

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※上記の場合、証言者が口にしていた地球物理学的事件(地殻大変動)とは、真相を隠すために用いられた『たとえ話(メタファー)』――これに関連する『ポールシフト』『惑星X』『なんらかのエネルギー現象(フォトンベルト?)』などの話はミスリード――として解釈されます。

 実際には『地殻ではなく地図(国境/国家勢力図)が大変動する現象』――つまり『第3次世界大戦後に発生する長い戦乱や動乱』のことを指しているのではないでしょうか。

 また、それは(支配層が不要と見なした)多くの国家が統治機能や領土を失っていくという意味も含んでいます。

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 この大変動を経て、支配層にとって都合の悪い者たちは滅び、あるいは無力化されてしまいます。

 こうして、支配層が他の誰も逆らえないほどの圧倒的な権力を持った状況となるわけです。

 歴史の事象で上記の勢力状況を例えるなら、それは中国の戦国時代末期に唯一の強国となった『』のようなものです。

 動乱の時代の中で覇権主義が当たり前のように復活し、さらに「向かうところ敵なし」という情勢ともなれば、支配層(が管理する国家)が名実共に天下を統一するのは時間の問題となるでしょう。

 秦との大きな違いは、古代とは比べものにならないほどの高度な科学技術があること(支配において極めて有効)、そして『始皇帝(嬴政/えいせい)』が求めてやまなかった『不老不死の霊薬的なもの)』が発見され、一部の人々に摂取されている(という噂がある)ことでしょうか(後者については若々しさを保つ程度のようなので大袈裟な言い方ですが)。 

 

 そんな支配層が、さらに遠い未来の文献において『神』として記されたとしても不思議なことではないと思います(彼らがテクノロジーを使って民衆を完全に洗脳してしまえば、本当に自分たちを『神』として認識させることも可能になるかもしれません)。

 このことは、穿った見方をすれば『大洪水神話』の再現です。

 神話では、神が『古き世界』を一掃した後に新たな世界が始まった――とされているのですから。

 

 もし、こうした行為が実際は人間によって為されたとすれば、それは世界規模の(そして史上最悪の)『ショック・ドクトリン』であるともいえるでしょう。

※この話で重要なのは、先に紹介した神話が事実であるかどうかより、『破滅的災厄=神による裁き(天罰)』というストーリーが、権力者にとって(現代でも利用できるような)都合のよい部分があることです。

 なぜなら、このストーリーを掲げる宗教が、未だ世界中で影響力を持っているからです。

 (共産主義もそれっぽいところがありますが)強いイデオロギー性を持つ宗教は、人の道理を無視した『大義名分』を掲げるに当たり、実に有効な役割を果たしてくれるものなのです。

 

 アングロサクソン・ミッションでは『地球物理学的事件(地殻大変動)』のことが言及されていますが、自然現象でこのようなことが近未来において起こるかどうかは甚だ疑問なところです。

 アングロサクソン・ミッションの話が事実だとしたら、その真相は、支配層が(経済的支配の枠を超え)『地球の神』となるための方法〈注8〉として準備されていることではないでしょうか。

 

 信憑性が極めて薄いアセンションの話も、支配層の計画の一部として組み込まれていると考えるなら、別の意味で説得力を持つでしょう。

 それはフォトンベルトによる『霊的な進化(超能力者化)』ではありません。  

 支配層がこの種の終末思想を利用するという可能性です。

 彼らが『人工的なアセンション』を提供するとすれば、以下のような感じになるでしょうか。

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①実質的な奴隷化ともいうべき『機械的な進化』

※『人間と機械の融合』という考え方はトランスヒューマニズムでも宣伝されていますが、悪用されれば『脳』まで弄られて機械を通じて支配されることになります。

 

②不要な人間はその脳のデジタル化する(彼らの肉体は捨てさせる)。

 

③支配層に敵対する者たちを虐殺。

※人口削減の方法としては『断種』もあり。

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 ②についてはある意味「別次元に行く(?)」といえなくもないですが、③をこれと一緒に並べたのは、「死んで天国に行く=肉体から解放されて魂が次元上昇する(?)」という皮肉です――実に『夢のない救済』ですが。

 

 では、今回はここまです。

 次回の主なテーマは『時間』となります。

 証言者は、支配層の政権が『時間ベース(ある決まった時にある事柄を為す)』と語っていましたが、その真意について探りたいと思います。


【注釈 4~10】

 

■注4 『イルミナティカード』を紹介

  イルミナティカードはカードゲームだが、その絵柄が社会的な出来事などを予言しているという噂があり、『予言書』あるいは『イルミナティの計画書』といわれることもある。

 アングロサクソン・ミッションでもイルミナティ・カードとリンクする部分が見られるので、このシリーズ記事ではしばしば同カードを取り上げてきた。

 

■注5 ゾロアスター教の伝承では『大洪水』ではなく『破滅的な冬(氷河期)』

 『大洪水』と『氷河期』では一見矛盾するように見えるが、実は『大洪水』について『文字通りの意味ではない解釈』もできる。

 例えば、中東地域における大洪水伝承の大元――シュメール神話を参考にしてみよう。

 

 その1つである『ウルの滅亡哀歌』によると、シュメールの都市ウルは、実質的な主神であるエンリルが放った『嵐』と『洪水』によって滅亡したことになっているが、史実では侵入者の侵攻が『嵐』であり、戦乱が『洪水』だった。

 シュメール神話・アッカド神話の『大洪水神話』も『嵐』と『洪水』のことが記されているが、上記を踏まえると、その実態は『世界規模の戦乱』であった可能性も考えられるのだ。

 

 もちろんこの説は、シュメール語における『洪水』の単語(複数あり)が破壊的災厄全般を意味していると仮定しなければ成立しない。

 ただ、ここではオカルト的に解釈し――

 

 大洪水神話=実際は北欧神話の『ラグナロク』のような破滅的戦争(超古代文明における全面核戦争)の話

 ※あるいは以上の破壊兵器が使用された?

 

――だと仮定してみよう。

 その場合、太古の大戦乱がシュメール神話・アッカド神話では『大洪水』、ゾロアスター教の神話では『冬(核の冬?/隕石攻撃による衝突の冬?)』として表記された可能性も考えられるのだ(戦乱の被害によっては大洪水が発生した場所もあったかもしれない)。

 この説ならば、メソポタミア神話(シュメール神話とアッカド神話)や旧約聖書などの『大洪水』と、ゾロアスター教神話の『破滅的な冬(氷河期)』という2つの世界的災厄の伝承に矛盾がなくなるのである。 

※注意:上記の説はあくまでブログ主の妄想に基づく。

 

■注6 古代宇宙飛行士説

 『古代宇宙飛行士説』は、 古代に宇宙人が地球に飛来し人間を創造。さらに文明を授けたという説を主張する疑似科学

 『太古宇宙飛行士来訪説』『宇宙人考古学』『宇宙考古学』とも呼ばれる。

 

■注7 ゾロアスター教で言うところの災厄をもたらした悪神たちとは『悪意の地球外生命体』

 イルミナティカードには、地球外生命体(宇宙人)の襲来を示す『Yacatisma(ヤカティスマ)』のカードもある。

 『Tape Runs Out …(テープ切れ……)』と同じく、このカードもサブジーニアス教会に由来する。

 サブジーニアス教会の説明では、『Yacatisma(ヤカティスマ)』とは、オリオン座の方角から襲来する宇宙人であり、キリスト教における最高位の天使『セラフィム(熾天使)』と同一の存在とされている。

 もっともこの場合の『セラフィム(熾天使)』は、旧約聖書における『エデンの蛇』とも関連付けられているので、その実態は『ルシファーの反乱に加わった者たち=堕天使』という意味合いのようだ。

キリスト教の神話では、魔王ルシファーもセラフィムだった。

 ルシファーが神に叛逆した際は、他のセラフィムたちの多くが付き従ったとされている。

 

■注8 支配層が(経済支配の枠を超え)彼らが『地球の神』となるための方法(地球物理学的事件=地殻大変動) 

 支配層が地球規模の大災厄を起こす可能性について、彼らの野心を動機として言及したが、別の動機も考えられなくはない。

 それは、彼らの身に破滅が近づいた場合のことである。

 つまり、自分たちの大悪事がバレて権力を失いそうになった時、あるいは自分たちとは関係ない者たちに権力を奪われそうになった時のための最終手段として、地球規模の大災厄を用意しているという極めて下劣で悪質なオプションだ。

 

 上記はあくまで支配層が心の中にこのようなエゴイズム――(支配層から見て)下等な部類の者たちに倒されるくらいなら「世界をぶっ壊す=(自身の損得や地球環境に構わず)邪魔者を大量破壊兵器で皆殺しする」という歪んだ優生思想――を抱いていた場合の話である。

 まあ、さすがにこれは考え過ぎかもしれないが……。 

 

■注9 悪神アンラ・マンユといわれている像

 該当の獅子頭の彫像は、当初ゾロアスター教の時間の神『ズルワーン』だと思われていた。

 R・C・ゼーナーが著書『ズルワーン』の初版においてそのように記したことが始まりだが、同著者は後にこれを訂正し、『獅子頭の神』は悪神アンラ・マンユの相の1つであると述べた。

 この像は、グノーシス主義における高次の霊『アイオーン』と紹介されることもあり、こちらも時間を司る神格とされる。

 

■注10 (例え嘘でも)その手の話(超能力の覚醒)に希望を託したくなる気持ち

 上記では超能力について否定的に書いたが、本シリーズ記事において度々このことを取り上げているように人間の潜在能力(オカルト的力)について認めていないわけではない。

 ただ「未知の能力を覚醒させれば支配層に対抗できる」というような短絡的な発想は持たない方がよいだろうというのが、ブログ主の考えである。

 『アングロサクソン・ミッションとUFO その7』でも書いた通り、一般的に習得できる技術との組み合わせでオカルト的力の効果を考えるなら、『個人レベルでの能力開発・技術開発』というくらいの意味はあるかもしれないが、人によって成果に差があり過ぎる以上、(宗教団体以外での)集団向けの訓練として採用するのは不適切だろう(教える側もオカルト的訓練を強制する合理的な理由を訓練生に説明できない)。

 また、それがきっかけとなって世の中が変わるという話でもないからだ(昔からこの種の工夫はなされてきた)。

 

 『戦いの論理』という視点で考えるなら、上記のようなオカルト的要素は魅力的な可能性を示してきたことは間違いない。

 戦いにおいて最も恐いのは「相手の力がわからない」ということである。

 あくまで『資本力』『武力』『技術力』などの物理的条件、高度で抜かりのない情報力、そして確かな指針・戦略を持っていることが前提だが、その上で超能力・呪術のような『未知の力』を備えた勢力が存在していたとすれば、支配層もこのような相手を敵に回すのは躊躇するのではないだろうか。

 実際、戦争は何が起こるかわからないので(安心を求める気持ちも相まって)有力な戦国大名たちは上記の手法を取ってきた。そして、この理屈は近代戦になっても実は余り変わっていないようだ。

 ナチス・ドイツがオカルトを取り入れていたことはよく知られているが、イギリスでも第2次世界大戦中に(オカルティストのアレイスター・クロウリーが主導して)『ヒトラーのイギリス上陸を防ぐ呪術儀式』が行われたというエピソードがある。

 

 どんなに科学が進歩しようとも、『死神が笑みを浮かべている場(戦場)』において、(末端の兵士はもちろん指揮官でも)合理的な行動に徹することは極めて困難なことである。

 故に、直接的あるいは間接的に軍務に接する者たちが(日常では懐疑的な姿勢を示しながらも、裏では?)オカルト的行為を取り入れたとしてもおかしいことではない。

 もちろん、直接戦場に行かない現代の政治家や高級軍人たちが、表立って呪術師に戦勝祈願の儀式を依頼するということはないだろうが……。

※戦争とは話が異なるが、定期的に(時折突発的に)行われる選挙により運命を左右される民主主義体制の政治家たちこそ、オカルト的要素が必要になるのかもしれない(選挙には運の要素が少なからずあるため)。

 

 科学技術やオカルト――あるいは他の如何なる類のものでも、力と成り得るのであれば「それを生かす殺すも運用次第」である。

 そして、乱れた時代では(どんなものでも)「使えるものはなんでも使え」という発想がなければ、生き残ることが難しくなっていくだろう。

 

 

参考・引用

■参考文献

●ILLUMINATI New World Order  STEVE JACKSON GAMES

●The Book of the SubGenius Ivan Stang 著 The SubGenius Foundation

●ショック・ドクトリン/惨事便乗型資本主義の正体を暴く ナオミ・クライン 著、幾島幸子・村上由見子 翻訳 岩波書店

●The Zend Avesta, Part I The Vendîdâd (English Edition)   Friedrich Max Müller 著  James Darmesteter 英訳

●神々の魔術 グラハム・ハンコック  著、大地舜 訳 角川書店

●古代オリエント集(筑摩世界文學体系1) 筑摩書房

●古代メソポタミアの神々 集英社

●旧約聖書Ⅰ 月本昭男 訳 岩波書店

●新約聖書Ⅴ 保坂高殿、小林稔、小河陽 訳 岩波書店

●真のユダヤ史 ユースタス・マリンズ 著(天童竺丸 訳) 成甲書房

●人類への警告1 日本人はドラコニアン《YAP(−)遺伝子》直系! 高山長房  著 ヒカルランド

●第4密度へ 宇宙のニューバイブレーション 中丸薫 、坂本政道 著 ヒカルランド

 

■参考サイト

●AlphaZebra(YouTube) ※アングロサクソン・ミッションの動画、人類の隠された歴史

●アングロサクソン・ ミッション ビル・ライアン プレゼンテーション原稿 

●アングロサクソン・ミッション:証言者オーディオ・インタビュー原稿

●Wikipedia

●WIKIBOOKS

●Wikiwand

●ニコニコ大百科

●ピクシブ百科事典

●コトバンク

●goo辞書

●世界史の窓

●NPO法人 アドバンストサイエンステクノロジー研究機構

●カラパイア

●WIRED

●SciencePortal China

●TOPPOINT

●Mythpedia

●MINDYPOWER

●AlphaZebra(人類の隠された歴史)

●会議HACK!

●日本経済新聞

●SakuraSoTV

●REPRINTS of CLASSIC SUBGENIUS RELIGIOUS DOCUMENTS

●古代エジプト展

●FANDOM

●ヘブライの館2